「地域助け合い基金」助成先報告
ぱれっと しが
滋賀県日野町助成額
150,000円(2023/02/16)助成⾦の活⽤内容
地域の空き家を活用したコミュニティスペースの運営や小規模マルシェを開催する中で、日野町の良さを町内外の人に知ってもらいたい、人とのつながりを感じてもらえるまちづくりができないかと考え、地場産業(飲食・物販・農業)の関係者に声をかけ、
①新型コロナウイルス感染症禍で停滞した地場産業を応援する
②未来を担う子どもたちが日頃の活動の成果(ダンス・ブラスバンド・合唱等)を披露できる機会の創出、この地域で子育てがしたくなるまちづくり
③動物と一緒に暮らす素晴らしさを伝えることができないか
と協議しました。
その結果、日野町で子どもや子育て家庭においてシンボル的な存在である松尾公園で飲食・物販・ワークショップ・ダンス・合唱などを楽しめる、多世代・多様な人たちと交流・つながる企画「日野でつながる 福ぱれマルシェ」を2023年4月に開催することになりました。
また、開催するにあたり、松尾公園を管理している日野町にこの企画について相談しました。その結果、後援していただくことができました。
このマルシェでは、子どもから高齢者まで多世代が楽しめるよう地場産業を中心に参加を呼びかけ、飲食・物販・ワークショップなどが60ブース、キッチンカーが10台を目指し、滋賀県内でも規模が大きいマルシェとなる予定です。
また、このマルシェでは、ステージ発表もあり、町内の子どもから高齢者までが合唱・フラダンス・ダンス・バンドなど数多くの参加となる予定です。この取組は、単発で終わるのではなく、年2回程度定期的、継続して開催し、日野町におけるシンボル的な存在である松尾公園が人とのつながりの場、多世代交流コミュニティスペースとなるように仕掛けていきたいと考えています。
しかし、マルシェの出店者からの賛助金だけでは、チラシ・ポスターの作成費やマルシェ運営物品の賃借料などを賄う資金が乏しいのが現状です。
このマルシェ運営で一番費用がかかり、素人では対応することが困難であるステージ設置費用や音響費用を削り、ステージ発表を断念するしかなかったのですが、このマルシェ開催の企画を知った地域住民の方が、新型コロナウイルス感染症禍において子どもや地域の人たちが交流する機会や日頃の活動の成果を披露する場がなくなり、町に元気がなくなっているので、是非ともこのような企画を開催し、町全体が元気になってほしいと行政や共同募金や社会福祉協議会などに相談してくれたなかで「地域助け合い基金」の存在を見つけ、ぱれっとしがに情報提供してくれたため、「地域助け合い基金」に応募することになりました。
この福ぱれマルシェは、公的機関ではできない民間主導の地域住民の交流を深め、つながりを大切にできるまちづくりを目指しています。ぱれっとしがが活動する中で地域のいろいろな人と交流する中、日野町のシンボル的な公園でみんなが楽しく、つながりたいという声を形にしました。
地域みんなでつながり、町を元気にしたいという想いを多くの地域住民が望んでいることを福ばれマルシェ企画段階で知れただけでもこの町で生まれ、育ってきてよかったと思ってます。
この企画を始め、多くの方に賛同や協力、そして期待していただいていますので是非、継続した活動ができるように取組んでいきたいと考えています。
マルシェの出店者も出店申し込み時からステージ発表は、地域のつながりや交流に必要と感じており、賛同していただいているのでステージ設備費用・音響費用は賛助会員から、この「地域助け合い基金」は「日野でつながる 福パレマルシェ」の開催を日野町内だけでなく、日野町への関心を高めるため近隣市町も含め周知するためのチラシ・ポスター作成などに活用したいです。
※ぱれっとしがは、松尾公園から徒歩1分程度の所にあるため、今後の活動として地域の居場所としてぱれっとしが、松尾公園を連動していけるようにしていきたいと考えています。
活動報告
令和5年4月3日(日)日野町の松尾公園で「日野でつながる 福ぱれマルシェ」を開催し、町内外から
5,000人超の来場者があり、日野町(松尾公園)を起点に来場者と来場者、来場者と出店者がつながり、交流することができました。「こんなにいっぱい店や企画があるマルシェは初めて」「日野町にこれだけ子ども、子育て家庭が集まる機会はないので驚いた」「みんなが笑顔いっぱいで楽しんでいた」などマルシェに来てよかったという声を多くもらいました。また、地場産業を中心に出店者も「多くの方に喜んでもらってよかった」「また、参加したい」などという声もいただきました。出店ブースには、飲食、ワークショップだけでなく、日野町役場から「デジタル地域コミュニティ通貨(まちのコイン)ビワコ」の登録・体験や日野町役場と社会福祉協議会が「日野町子育て応援フードパントリー」を開催され、来場者とつながりを
深めていました。また、フォスタリング機関こばと、蒲生地域里親会が来場者に対して里親・里親制度について広報・啓発活動をされていました。
「日野でつながる 福ぱれマルシェ」は、公的機関ではできない民間主導の地域住民の交流を深め、つながりを大切にできるまちづくりを目指していますので今回地域助け合い基金を活用できたことで町内外の多くの方にこのマルシェを知ってもらい、地域みんなでつながり、まちを元気にしたいという想いを実現できるきっかけ、スタートすることができました。
今後の展開
「福ぱれマルシェ」は、公的機関ではできない民間主導の地域住民の交流を深め、つながりを大切にできるまちづくりを目指しています。このマルシェ開催後、町内外からの参加者、地場産業や出店者からも「楽しく参加できたので、是非また開催してください」「日野町を盛りあげるのに協力したい」「いろいろなつながりができてよかった」等の声をいただきました。また、参加された方のSNS等の発信からこのマルシェを知った方から次回の開催はいつ?、出店したい、参加したいなど町内外からの問い合わせが多いです。そのため、今度は10日に2日間で開催する予定です。