「地域助け合い基金」助成先報告
坂戸こども食堂すまいる
埼玉県坂戸市助成額
119,000円(2023/02/09)助成⾦の活⽤内容
まず、このような活動を行っている貴団体を知り、とても心強く感じると共に、初めて生活支援コーディネーターの存在を知ることが出来ました。このような機会に、心より感謝申し上げます。
今回助成金申請をさせて頂きましたのは、こども食堂の活動・運営資金に充てさせて頂きたいと考えているからです。
今年からこども食堂を運営していますが、現状月1回、20名の開催で行っております。
ありがたいことに参加希望は20名以上のお申し込みを頂き、地域ボランティアとして参加いただいた方、シニア、学生さんたちから、「こんな形で次はやってみたい」というアイデアをたくさん頂く事が出来ています。
そんな「想い」をかなえ、笑顔に繋いでいく活動の場を、今後さらに広げていきたいと考えております。
今回助成金は、以下の活動のための費用として活用させて頂く予定です。
①現状超過している食材費、運営費用
③「こどもとシニアで一緒に作る、こども食堂」運営のための、必要備品購入、運営費用
④「農業体験とこども食堂」運営のための、必要備品購入、運営費用
活動報告
今回こども食堂での活動と、付随するこどもの笑顔を創る活動にご支援頂きありがとうございました。
助成を頂いたことで、たくさんのこども達と、地域の笑顔を繋ぐ活動が実現しました。
①「こどもが調理から参加する、こどもが作るこども食堂」ですが、最初は一人しか参加者が来ませんでした。こども食堂を開いて半年が過ぎましたが、一番悩んだのはどうやって案内を必要としている人に届けるかでした。こども食堂のある学区の学校に、案内を配らせてもらえないか確認したと所「市の事業ではないので無理です」と断られ、近隣のスーパーにチラシを貼らせて頂くお願いに行ったところ「個別の事案はお店で対応しません、本社を通してください」とのなしのつぶて。こんなに頑張って地域のために何かしようとしていても、まったく協力しようとしてくれない。がっかりして活動のトーンが下がったときもありました。
そんな中、生活支援コーディネーターの方を通じて、自治会の会長さんに繋いでいただき、その学区のこども支援ボランティアの方に案内をお渡しすることができました。その後すぐに「子供がチラシを見て行きたいといったので・・・」と訪れてくれた親子の顔が本当に忘れられません。2回目のこどもが作るこども食堂には、3人のこどもが来てくれて、徐々に来てほしい層の方たちや、近隣の方に認知して頂いている事を実感するこの頃です。今は市役所のこども支援課の担当の方とも連絡を良くとるようになり、学習支援のボランティアの方に案内を配っていただくなど、少しずつお知らせする方法が広がってきています。
地道に地域に受け入れてもらえるよう、コツコツ活動を続けていく事が大切だと思ったエピソードです。
②「農業体験」で、今回はジャガイモの植付け、ジャガイモ掘りを実施しました。
今回の事を相談した農家の方が、快く畑とトラクターを貸してくださり、私がサラリーマンで時間が取れないため、代わりに畑を耕したり、草むしりをして頂いたボランティアの方に助けられ、今回の企画を何とか実現する事ができました。
一番難しかったのは、農業は天気次第というところ。植付けは雨が降ってしまい実施できず。結局別の日に、畑を貸してくださっている農家の方と一部のボランティアで植付けを行う事になってしまいました。
収穫体験では、4家族がジャガイモ掘りに来てくださり、笑顔で楽しそうに土をいじりながらジャガイモを袋一杯持ち帰って頂きました。
今回課題だったのは、天気と、野菜選び。ジャガイモは植付けや管理の手間が楽なこともあり、近隣の農家や保育園で皆植付けを行っており、目新しさが無かったのか参加者を募るのに苦労しました。来年取り組む場合は、もう少し違った食材を、楽しみながら収穫して頂ける工夫をしても良いと感じました。
③こども食堂を実施するにあたり、やはり一番悩んだのはお金の問題でした。
基本足らない金額は、代表の私が自分で払うのですが、それが結構な金額になると「どっちのほうが安いか?どのメニューを削るか?」といった思考が強くなってしまい、栄養バランスやこどもがおいしいと言ってくれるメニューに影を差すことが多々ありました。
地域の企業との繋がりを、私が平日仕事があるため作ることができず、資金面でサポート頂ける地元の企業様との繋がりは、まだまだ課題があると感じています。
とはいえ、始める時に全て自分でお金を出してもやる、と決めてスタートしているので、コツコツ時間を見つけて支援の輪を広げていきたいと思っています。
始めるまで助成金について全く無知だった私としては、最初の1年目からしっかり活動に専念できたのは、ひとえに今回の助成を頂いたことで助けて頂いたと感じています。
心からの感謝と、今後もこのような活動をご支援頂きますようお願いし、活動の報告とさせていただきます。
別途活動報告を添付致します。
今後の展開
坂戸市泉町にて、月に1回こども食堂の運営を行っています。
「地域の子供は地域で笑顔にする」「地域の笑顔を繋ぐ」をモットーに、「お腹も笑顔もいっぱいに」なれる場所として、学校給食の無い毎月第3土曜日に開催しています。
こどもの笑顔と地域笑顔を繋いでいく、そんな活動を一緒に進めて頂けるボランティアを募集しています。
お気軽にご参加ください!
smile.link.town@gmail.com