「地域助け合い基金」助成先報告
カーレット飯能
埼玉県飯能市助成額
117,000円(2023/01/16)助成⾦の活⽤内容
地元で1990年グラウンドゴルフ連盟を設立し、現在会員数180名。スタートして早30年を経て、高齢化が進み全ラウンドクリアは厳しいとの声を耳にし、高齢者の最後のスポーツ(レクリエーション)となる競技を模索中にカーレットと出会いました。
カーレットは、年齢・男女を問わず誰でも参加が可能です。また、天候にも左右されず準備も片付けも簡単で、場所を選ぶことなく多世代の方たちとコミュニケーションが図れ、生きがいとなります。
長時間歩くのが困難な方、車椅子、杖を利用されている方、ひきこもりがちな方、社会との接点が薄い方など、対等な立場で交流ができます。高齢者の健康維持を保つことにより医療費削減にもつながると思います。地域の方たちとのコミュニケーションの輪を広げていきたいです。
活動を行うためには、道具が必要となります。現在は、他市から借りながら活動を行っております。本助成金は、カーレットの道具台一式として活用したいと思います。小学校や学童への出張活動等も計画しています。
活動報告
年齢を問わず誰でも参加可能で、自宅から一歩外へ出るチャンスが見つからない人、家に一人で過ごしている人等、高齢者が多様な世代の人たちとの交流や地域でのつながりの場を確保すべき取組が必要と考えた。
本市の場合、3分の2を山間部が占め、交通の便が非常に悪い。
市外に出るためには大変な努力と協力が必要である。特に身体に支障のあるひとたちは大体外出を嫌う。それでは地域の公共施設なら近くて杖をついてでも出かけられるので、用具を調節するのが良いのではないかと考える。
現在は社協に寄贈の一台を借用しているのと、「地域助け合い基金」からの助成にて購入した一台をフルに活用させている。
しかし、体験会場までの運搬・貸し出し手続き等、高齢者にとっては大変な仕事である。今は民生委員、社会福祉協議会委員、地域包括支援センターの方等のご協力を得て普及活動を実施している。
日に日にカーレットの笑いを求める愛好者が増え、輪が広がるのは嬉しいですが、手持ちの用具がふそくしているので活動に支障が出ています。
今後の展開
市内の公民館(各地区行政センター)、スポーツ協会、こども会、地域包括支援センター、商工会議所、各地区自治会等に幅広く、この年齢を問わず笑いと健康を得られる「カーレット」をいつでも楽しめる場所づくりをしたい。
カーレットの用具が金額的に高価であるため、なかなか予算を組まないと購入できず、会費徴収も物価高騰で厳しい。用具も購入物となると、会費での購入をとの声も出ず資金繰りに苦慮している。
カーレットそのもののゲーム性は体験教室等申し込み多く、開催後はすべて継続希望で有難いです。
これからは、市内の小学校・中学校・高等学校・大学へと普及させ、若い力を吸収し、大会・交流会等開催したいと考えます。