「地域助け合い基金」助成先報告
親子和文化クラブ きっさこキッズ
埼玉県宮代町助成額
150,000円(2022/11/29)助成⾦の活⽤内容
地域において子どもから高齢者まで幅広い世代を巻き込み交流できるような仕組みづくりとして、私共は、子どもを真ん中に地域の皆で茶の湯を愉しむ会として『親子和文化クラブきっさこキッズ』と名づけたコミュニティ活動を立ち上げます。
町の中心にあるコミュニティセンターには、18 畳の和室があり、外からも室内の様子も見え、地域の方々が気軽に立ち寄れる場所があります。
隣の8畳の茶室とも繋がっておりますが、高齢化、コロナ禍での活動自粛も相まって、ここ何年も茶の湯の用途で住民が使うことはありませんでした。
茶の湯は、人と人をつなぐコミュニケーションが根本にあります。四季折々の年中行事を通して、多世代交流のできる日本文化です。
2022年12月10日にプレイベントとして『0歳からお年寄りまで、世代を超えた和文化交流』を合言葉に、子どもを真ん中に茶の湯愉しむ会をコミュニティセンター和室で開催します。地域で20年程続いている「竹のアート」という団体にご協力いただき、近隣の彫刻家による竹花入の制作を実演し、茶の湯の道具に多様されている竹を身近に触れる機会を設けたり、コミュニティセンター(進修館)を設計された80代の建築家もゲストでお招きし、世代を超えた交流を試みます。
来年からは、月1回ペースで和文化クラブきっさこキッズのメンバーを募り、定期開催していきます。
いわゆる点前稽古のみをするのでなく、誰もが気軽に茶の湯を通して交流を深めるコミュニティを目指します。
先ずは、和室を畳拭きで清め、お湯を沸かし、お茶の準備、お花を入れ、場を整えます。
子ども真ん中に、大人と触れ合いながら、季節を味わい、高齢者にとっても、子ども達と触れ合うことで、生き生きとした暮らしに繋げ、互いに支え合える豊かな地域作りのきっかけになればと思います。
活動報告
チラシデザインをプロのデザイナーにお願いすることにより、活動の趣旨が魅力的に伝わり、60名の定員が直ぐに埋まり、1月に追加開催しました。
今後の展開
和文化クラブ “きっさこキッズ” スタートします!
日本の総合芸術ともいわれる茶の湯。
人と人を繋ぐ一期一会の精神が根本にあり、五感で感じる日本の伝統文化です。
きっさこ(喫茶去)は、「お茶でもいかがですか」の禅語にあります。
コロナ禍、孤立がちになっている、0才からお年寄りまで、幅広い世代を巻き込み交流できるような仕組みづくりとして、私共は、~子どもを真ん中に地域の皆で茶の湯を愉しむ~「和文化クラブきっさこキッズ」と名づけたコミュニティ活動を立ち上げました。
進修館和室を中心に、第2土曜午後、定期開催していきます。
先ずは、和室を畳拭きで清め、お湯を沸かし、お茶の準備、お花を入れ、場を整えます。
茶の湯は本来、自由でクリエイティブなもの。
例えば、飯椀を抹茶茶碗に。普段お茶道具として使われていないものを、センスに合わせ“見立てる”文化があります。
いわゆる点前稽古のみをするのではなく、誰もが気軽に茶の湯を通して交流深めるコミュニティを目指しています。
普段の生活に茶の湯の精神を活かし、毎日が豊かな日常になることを願って。
子ども×高齢世代 交流活動はじめませんか?
かつては、暮らしの中で世代間交流の営みが地域の中に普通にありました。
現在では、少子高齢化や核家族化が進み、またコロナ禍の自粛の影響で、世代間交流は意識的に行わなければ無いのが現状です。高齢世代は子どもたちと触れ合うことで、生きる活力をもらえると聞きます。
一方、子どもたちは、家族や学校以外の人間関係から視野が広がり、また思いやりの心が育つとも言われています。
そうしたことから、地域の高齢世代と身近な子どもたちが、近所の集会所や空きスペースを活用し、交流を深めることは、地域文化を継承し、互いに豊かな人生のきっかけになるのではないでしょうか。
まずは、毎月第3土曜日を中心に、ロールモデルとして宮代町福祉交流センター陽だまりサロン(笠原小内)にて茶の湯を通した交流会をはじめます。0歳からお年寄りまでふるってご参加ください。