「地域助け合い基金」助成先報告
NPO法人 東海つばめ学習会
愛知県春日井市 ウェブサイト助成額
122,000円(2022/11/01)助成⾦の活⽤内容
一人でも多くの子供が望み通りの人生を歩むことを団体理念として活動しております。まず、なぜこの無料塾をはじめたのか、その理由について書かさせてください。それは日本が貧困であるからです。家庭の経済状況により、学歴が左右され、なりたい職業に就けない、年収が低くなるという事態がおきています。ここでいう貧困は、相対的貧困(年間の可処分所得が127万円以下のご家庭。月10万円程度しかお金の猶予がない。)になりまして、現在13.5%日本にいらっしゃると報告されております。その子たちは一見、貧困であるかどうかわかりません。普通に服を着て、普通に学校に来ていて他の子と何ら変わりないからです。しかし、さきほども書きましたが家庭の経済状況により自身の夢を断念されている子どもたちがおります。そのような子どもたちに可能性を提供するため、無料で勉強を教える無料塾をはじめました。
活動の狙いとしましては地域の子どもたちに、無料で勉強を教えるというものです。
講師の方、運営もボランティア。営利事業はしておりません。
講師の方が足りないという事態が度々おきました。そのためロータリークラブへ協力していただいたり、新聞で記事として載せていただいたり、地域の高校に声をかけ、先生を募集していた時期がありました。
当時は大変でしたが、今はありがたいことに講師の方がたくさん参加される状況になりました。
今回の応募しました助成金は、この無料塾を運営する教室の会場費半年分を申請できればと思っております。お寺やお店と無料で貸していただけている場所もありますが、毎月お金が発生する会場もあります。
活動報告
まずこの助成金をいただけて通常通り教室をすることができました。また、今年度の4月から瑞穂教室が開校しましたが、この助成金をいただけておりませんでしたら、開校まで踏み切ることができなかったかもしれません。そのため、この助成金がより多くの子どもたちを救ったのではないかと思っております。活動する上での課題ですが、やはり子どもたちと我々運営陣が歳が離れているということで、思うように意思疎通であったり、ニーズを汲み取れていなかったところがありました。そのため今年度はより年齢の近い大学生の方々に協力していただきました。子どもたちにより親身に寄り添っていただいたり、アンケートをとっていただいたり、子どもたちの想いを理解することができました。非常に良い取り組みだったと思っております。
今後の展開
この活動の一番の課題は知名度です。無料塾というものがあったらいっていたのに、、、そのような声をたくさん聞きます。この無料塾を行っている団体は全国に100ほどあると言われております。全都道府県にあるかといえば、おそらくないのですが、ある可能性もあります。ですから、勉強や家庭の居場所でお困りのお子様がいらっしゃったら、無料塾ていうの知ってる?と一声かけていただければと思っております。その一言が子どもたちの将来を左右すると思います。我々のサービスによる恩恵は微力かもしれませんが、一日でも多く教室にきていただければ、その分だけその子どもたちの人生は変わると確信しております。