「地域助け合い基金」助成先報告
いこいの家 〝庵〟
群馬県大泉町助成額
150,000円(2022/10/28)助成⾦の活⽤内容
「地域共生型居場所 いこいの家〝庵〟」として、開所させることを目的としています。
まずは、誰でも参加できるお茶のみ程度の集まりから始めていき、いずれは
・高齢者相互の交流による地域からの孤立解消
・子どもと高齢者との世代間交流(子どもの学習支援・文化の継承)
・外国人の多文化交流
・住民団体の発表会、イベント、交流の場
・廃棄野菜の有効利用(生活困窮支援)
等に発展させていくことを目指していきます。
その過程で、様々な組織、団体、企業などとの協働を模索していき、つながりを増やしていきたいです。
そのための開業資金がどうしても必要となります。
活動報告
「地域助け合い基金」の助成を受け、令和4年12月に空き店舗を利用した地域共生型居場所をオープンさせることができました。オープンさせるにあたって簡単な店舗の改装や清掃。備品の購入等に貴助成金を活用させていただきました。残りの金額は月々の光熱費にまわしております。立ち上げ時は順調に始めることができたものの、ランニングコストの問題とは常に向き合わなければなりませんでした。様々な助成金の申請を検討したものの、光熱費を助成してくれるものは見つからず、さわやか福祉財団様はもちろん、私たちの活動に賛同してくれる企業、クラウドファウンディングをはじめとした、個人からのご寄附を賜りつつ、なんとか継続できている状況です。
主に麻雀、カラオケ、脳トレ、手芸、等の他、毎月第4月曜日はイベント開催日にして、楽器演奏会、踊り、映画上映等を行い、町内のお年寄りを中心に大いに盛り上がっております。
普段、家では独りだけど、毎週月曜日の開所をとても楽しみにしている方も増えており、運営スタッフも、ボランティアでありながら、とても意欲的に活動しております。
想定以上の来客があり、他市町村からの視察、町広報紙や新聞への掲載など、益々の広がりを見せています。
大泉町協議体で発行している地域の情報紙「きずな通信」に取り上げてもらう事で、近隣地域だけでなく、町内全域にも私達の活動が周知されております。私たちの活動を知って、看板を作ってくれた方、野菜を提供してくれた方、ボランティアに名乗りでてくれる方、様々な助け合いが、「いこいの家庵」から生まれております。
今後の展開
「誰でも気軽に集まれるみんなの居場所」をテーマに活動し、高齢者を中心に大きな反響をいただいておりますが、高齢者だけではなく、子ども、特に不登校児やひきこもりの支援につながるような活動ができればと考えております。いずれは、高齢者と子どもの世代間交流の場になることを目標とし、様々な機関と連携し、人との繋がりを生む場として、インフォーマルな社会資源になればと思います。