「地域助け合い基金」助成先報告
みんなの応援室ちぐさのもり
大阪府堺市西区助成額
150,000円(2022/11/01)助成⾦の活⽤内容
私たちの地域では、配偶者の死別や、もともと独居である人が、支援や介護が必要となると友人・地域との関係が希薄になると言われている。
そのように地域とのつながりが薄くなり、また、以前からの引きこもり、病気などによる貧困などの要因から、ことばに表せない不調などが出現し、自分らしさを失い、生きる力を低下させている方々と接することが多くなってきていた。
そこで、そのような方々と人とのつながりを再構築し、自分らしく生きる力を取り戻してもらいたいと考え、2014年に“ちぐさのもり”を立ち上げた。
そこで私たちは地域共生社会の処方箋となるような取り組みとして、専門職主催の介護相談、体操やポールウォーキング、住民主体として手芸カフェ、子育て相談、畑女子の会など様々な事業、グループが立ち上がり、自分の得意なことで人とつながり、社会貢献しているという自己肯定感を感じてもらい、住み慣れた地域でいきいきと暮らすことを目標とし支援を受ける一方向な関係ではなく、結果多様で幅広いつながりを作ることが出来た。
残念ながらコロナ禍になり、複数人で集まることができないときは、オンラインを利用し交流会を行っている。
現在、地域で起きている問題は複合的であり、地域住民の皆さんとともに、民生委員や社会福祉協議会、地域包括センター、自治会などを巻き込みともに考え、持続可能なシステムを構築していきたいと考える。
活動報告
ちぐさのもりは医療法人の傘下で活動に規制がありました。今回助成を頂き有志により独立する事となりました。今まで以上に地域との繋がりを作り、開かれた居場所作りを目標に活動をスタートしました。助成金で明るく清潔感のあるスペースにリニューアルしました。そして参加者の方からスタッフを募り運営にも参加して頂きました。そのうちに参加者の方から自分のやりたい事、できる事の提案があり一つずつ実現していきました。パーキンソン病の方はピアカウンセリングを、折り紙の得意な方は折り紙カフェを絵本の好きな方は大人の絵本の会など実現していきました。皆やりがいを見つけた、今まで以上に色んな人と出会えたとの言葉を頂きました。看護師によるまちの保健室、認知症カフェは地域包括支援センターと一緒に実施しました。社会福祉協議会からの要望で夕方の子どもの居場所作りと学習支援の子ども食堂の備をしていました。
今後の展開
今後年齢に関係なく気軽に来てもらえる居場所作りを目指し活動していましたが賃貸借契約をしている大家さんとの折り合いがつかず契約できずちぐさのもりを9月で撤退する。仕方ありませんが今後また今までの繋がりをもとに何かの活動は継続したいと思っています。