「地域助け合い基金」助成先報告
注文を忘れるJAZZ喫茶
千葉県船橋市 ウェブサイト助成額
138,000円(2022/10/13)助成⾦の活⽤内容
高齢化率の高い地域では、認知症が原因で徘徊・孤立化・孤独死・ゴミ屋敷・消費者被害等のトラブルが多数発生しており、大きな社会問題となっております。その解決策として、地域での見守りや支え、認知症高齢者の自信や生きがいの獲得の手助け等の取り組みが必要であり、そのためにまず、地域社会が認知症高齢者と接し認知症の理解を深めること、認知症高齢者自身が自ら考え行動すること、その手助けを行政がしっかり行っていくことが大切です。
このような社会問題の解決の糸口として、私たちは、認知症カフェにてランチの提供とジャズ演奏を行うことにより認知症高齢者と地域社会が交流できる場を設け、その活動を毎月1回継続的に行い、認知症に関わる社会問題の解決の一助となる事を目指します。
また、これらの取り組みに対し地元の商店街から協力を頂き、地域の活性化を目指します。
活動報告
私たちは、認知症に関する諸問題の解決の一助になるべく、認知症高齢者と地域社会が交流できる場と機会を設けることを目標に活動しております。
活動を続けるには当然費用がかかりますが、今までは代表者が出費しており、今後の活動について不安を覚えていたところでした。今回の助成金を活用させていただくことで、費用面で安心して活動を行うことができ、イベントの充実に繋がったと感じております。参加された認知症高齢者や一般の方が一緒になって歌ったり演奏するなどイベントが充実出来たおかげで、来訪された商店街の役員、地元の議員の方が、「すごく盛り上がってるね」と驚いていたのは印象的でした。
私たちの活動は設立から約3年経ちます。設立当初は「注文を忘れる料理店」を模範として不定期に開催しておりましたが、今年から月に一度の開催をしております。ただ、私たちメンバーが忙しく、活動の継続や資金面、実際にお客様が来てくれるか、音楽を行える場所が毎回あるのかどうか、不安な所がたくさんありましたが、当団体の趣旨に賛同し毎回場所を提供してくださる地元カフェの方、いつも来ていただける認知症高齢者の方、ノリノリで参加してくれる一般の方を見て安心しました。また、今回の地域助け合い基金様の助成が何より自信となったところです。
今回の助成金で維持できた活動中において、様々な方との連携や協力が始めることができました。特に今回の助成金を通して知り合えた生活支援コーディネーターとの協力関係を築くことができ「私たちが関わるイベントにぜひ当団体に参加して地域を盛り上げてほしい」との要請もいただき、これから様々な場面で関わり合いが増えそうです。
今後の課題としては、活動を継続するための資金が挙げられます。将来的には、助成金に頼ることなく活動を継続できるように収入を確保できればと考えております。参加者の増加を前提として、クラウドファンディングの活用、寄付や募金等の地域の協力者を増やすなどを考えております。
また、参加者の増加に伴って開催場所を大きくしていきたいと思っていますが、生活支援コーディネーターの方と協力して、より効率的な開催場所も確保していく予定でおります。
以上のことを解決して活動を継続し、地域の認知症高齢者に纏わる問題を解決できるよう活動を発展させていきたいと思います。
今後の展開
私たち「注文を忘れるJAZZ喫茶」は、認知症カフェにてランチの提供とジャズ演奏を行うことにより、認知症高齢者や障害者が地域社会と交流できる場と機会を設けることにより、地域の方々に対して認知症への理解を促し、認知症等が原因で起こる徘徊・孤立化、孤独・ゴミ屋敷・消費者被害などの社会問題の解決の一助となることを目指しております。
私たちの活動は、月に一度、認知症カフェを開催しておりますが、ゆくゆくは、認知症カフェを常設あるいはそれに近い形で開催していく計画でおります。それは、「認知症高齢者や地域の方々が楽しめ交流できる場」、「認知症等に対する介護や福祉に関する情報収集の場」が、これらを必要とされる方に対し、より身近で、より簡単に提供できるからであります。
これを実現するには、生活支援コーディネーターの方をはじめ、地域の協力者の方との密接な協力関係の構築が必要であり、今現在、それに取り組んでいる最中でございます。
私たち自身、まだまだ経験や実績が乏しいのですが、私たちの活動に興味をお持ちになった方がいらっしゃいましたら交流したいと思いますので、お気軽にご連絡ください。
ホームページ:https://tyumonwowasureru-jazzkissa.jindosite.com
デイサービス御滝庵Funabashi-shi chibaのフェイスブックでも活動を報告しておりますので、ぜひご覧ください。
よろしくお願いいたします。