「地域助け合い基金」助成先報告
服織地区社会福祉推進協議会
静岡県静岡市葵区助成額
110,000円(2023/04/27)助成⾦の活⽤内容
高齢者の増加にともない、自治会、民生児童委員、町内のボランティアと連絡を取りながら、以下の活動を実施します。
なお、15のたすけあいの会の活動内容を相互に確認し、啓発を進めるために隔月の夜間に会議を開催しています。
・見守り
・安否確認
・草刈り
・ゴミ出し
・病院への送迎
・買い物の手伝い
・相談相手
・その他
活動報告
(助け合いの会 スローガン)
「助け合い活動」の基本は、「できる人が」「できることを」「できる時に」お手伝いすることです。地域の人が安心して暮らすことのできる「福祉のまちづくり」を目指して、「たすけあいの会」の活動を進めています。
1、はじめに
(1) 現在、3人に1人は高齢者です。2025年には団塊世代が後期高齢者となり、わが国は今まで経験したことのない超高齢社会を迎えます。そのため、地域社会を支える共助の仕組みも変容を迫られています。この超高齢社会に対応するためには、高齢者世帯の生活を支援する″地域づくり″が求められています。
本年度もボランティアの皆様の協力を得て、出来る範囲内で、無理せずに活動をしました。
(2) 皆様のお住まいの地域の中には、「ほとんどの家事は自分でできるんだけど、これだけは自分でできないので近くに頼める人がいたらなあ」とか、「最近体が弱ってきたので、ちょっとしたことを頼める人がいたらなあ」とか、「あそこの一人暮らしのおばあちゃんのゴミ出しぐらいなら手伝えるかも」などと見聞きしたり、感じたりしたことはありませんか。
近所の高齢者宅で、洗濯物が干してあるか、雨戸の開け閉めが行われているか、新聞が溜まっていないかなどの見守りも、一つの助け合い活動です。
2、参加者・活動状況
服織地区には12の自治会があり、15の「たすけあいの会」が設置されており、ボランティアは総勢290名が登録され、それぞれの都合に合わせてボランティア活動を行っています。
令和5年度のたすけあい活動の活動状況は、以下のとおりです。
全体では1958件の活動が行われました。内容としては、高齢者の見守り・安否確認・声掛け、傾聴、相談相手が最も多く1024件でした。次いで、生ごみ・資源ごみ出しの手伝いが385件を数えました。また、高齢者宅等の草刈り・枝切・清掃工場への持ち込みなどが105件となりました。さらに、高齢者の病院への送迎や買い物の手伝いが29件となっているほか、家屋内の片付け・清掃・簡単な修理などが21件となっています。高齢者のフレイル(加齢による心身の衰え)を防ぐためのでん伝体操やラジオ体操の手伝いも、新型コロナの終息に伴い増加し250件を数えました。また73件のウエス作り・施設への配布などを行い、地域との結びつきを深めています。
今後の展開
今後とも引き続き、助け合いの活動を活発化していきたいと考えています。