「地域助け合い基金」助成先報告

 六条校区学童安全委員会

奈良県奈良市
見守り

助成額

150,000円2022/10/06

助成⾦の活⽤内容

今、児童の通学の安全見守り活動が衰退の方向に進んでいます。主な要因は以下の通りです。
①学童安全委員会については、活動者の高齢化により退会者が増える一方で新たな加入者が見つからないため、深刻なマンパワー不足に陥りつつあります。
②小学校PTAについては、今年度から任意加入に変わったことなどに伴い、通学の見守り活動体制が弱体化しました。
③小学校の教員については、働き方改革などの方針に基づき、下校時の見守りなどの学校外活動を縮小しています。
以上のような状況を打開するため、今年の6月2日に、学童安全委員会、小学校PTA、小学校の三者で協議の場を設けました。以来、月1回のペースで話し合いを積み重ねています。そのなかで「地域のみんなで子育てしよう」を広める観点からも、三者が協力して、地域住民に「通学の見守りへの参加」を幅広く呼び掛けることになりました。
インパクトのあるチラシやポスターを作成して、地域のおまつりやその他の催事、各地縁組織の会議などの機会に、直接出向いてPRを行います。また、地区内の店舗や事業所などにポスターを掲示してもらう計画です。

活動報告

地区内における「子どもの見守り活動・体制」の弱体化に危機感を持ったことから、六条校区学童安全委員会、六条小学校PTA、六条小学校の三者が一緒に取組を開始しました。
ポスター、チラシの完成後は、六条地区地縁7団体の協力の下で、地区内(約7000世帯)の自治会掲示板や協力店舗などにポスターを掲示。チラシは全戸配付して、地域ぐるみで子どもを見守ることを呼びかけ、実践につなげる活動を展開しました。現在も継続中です。
ポスター・チラシのデザインが好評で、別途予算を組んで、缶バッジ400個を制作して活用しています。そのおかげで、「子どもの見守り」を中心において、地区住民同士のつながりが、より強化されたと感じています。

今後の展開

今回、助成金のおかげで、素晴らしいチラシとポスターが完成しました。目標を定めて、新たなものを生み出せた「よろこび」、前向きな話し合いの「わくわく感」が体験できました。
これからも、住民同士が仲良く、楽しみながらまちづくりを進めていきたいです。ありがとうございました。

添付資料