「地域助け合い基金」助成先報告
らんらん食堂
神奈川県横浜市旭区助成額
150,000円(2022/08/25)助成⾦の活⽤内容
私たち「らんらん食堂」のモットーは「お腹も笑顔もいっぱいの地域食堂♪」です。
ここ旭区においても、以前から高齢者、こども、子育て世代、生活困窮世帯等の孤食が見受けられ、交流の場を求める地域の方々からの強い要望がありました。
当団体は、2020年5月オープンに向けて発足し、コロナ禍により活動延期を余儀なくされましたが、ボランティア一同熱意をもって準備を続けてきました。
そして、2年越しの2022年6月今宿地区センターを仮開催場所としてスタートしました。
今後は、今宿地域ケアプラザでの開催を目指して、おいしいランチを通して食事の場、集いの場、世代を超えての交流の場を提供したいと考えています。
特に子供達には食後に、工作や本の読み聞かせのお楽しみの他、学習支援なども行える様、専任ボランティアも待機しています。
活動報告
当初掲げた「らんらん食堂」のモットーは「お腹も笑顔もいっぱいのこども食堂」でした。
OPENから1年が経過し、地域だけではなく他地区にも口コミが広がり、若いファミリーや3世代家族、子ども達同士、またご近所の高齢者は毎月待ち合わせをして食事だけではなく、お喋りも楽しんで頂いています。
特に印象に残ったのはここ数ヶ月、お一人でみえる高齢の男性が数人いらっしゃいますが、少しずつ顔見知りになり、気が付くとお隣同士の席でお喋りをしながら食事をされています。その中のお一人は「去年妻を亡くしてねぇ。温かい食事は久しぶりだなぁ」とお話しして頂いた事。いつも独りでお食事をされている方にとって、お喋りは勿論、温かい食事を提供出来る場の必要性を感じる印象的な一言でした。
最大の目的である「食事に困る子ども達」には想いが届いているか… 正直まだ分かりません。しかし、こうして多世代の方々に「お腹も笑顔もいっぱい」の“楽しい食事”をお届け出来ているのは、この1年でスタッフ一同実感しています。
頂いたさわやか福祉財団「地域助け合い基金」助成金は勿論、スポンサーとして毎月子ども達へのプレゼントとしてお菓子を送り続けて頂いている新潟のT様、北海道美幌町のNファーム様他からの応援の品々は、これからのらんらん食堂の活力となり「大人もこどももどなたでも」より喜んでそして楽しんで頂ける食堂を目指していきたいと思っています。
今後の展開
「らんらん食堂」スタッフは「誰でも楽しい食事は美味しい食事」に繋がると考えています。
そのためにはテーブル配置も集いの場になる様、囲むレイアウトとし隣同士は勿論、前方の方達とも自然に話が弾む様に工夫しています。オープン当初はコロナ禍により感染予防パネルの設置を余儀なくされましたが、5類に移行した現在は、アルコール消毒等予防対策を徹底しながら、世代を問わず交流の場にしたいと考えています。
こども達にも大好評の食後の工作は、毎回専任スタッフが試行錯誤しながら考え出していますが、これからはミニゲームや学習支援も必要に応じて行い、より多くのこども達に来てもらえる様に…そしていつか、いつもお腹を減らしたこども達が、その日は笑顔もお腹もいっぱいにしてK製菓のお土産や作った工作を抱えて嬉しそうに帰る姿を見たいな♪…とスタッフ一同、切に願っています。