「地域助け合い基金」助成先報告
狭山カーレットクラブまぜこぜ
埼玉県狭山市 ウェブサイト助成額
130,000円(2022/08/25)助成⾦の活⽤内容
カーレットの道具を増やすことで、障害者・子供・高齢者や引きこもりがちな人など多様・多世代の人達が、自宅近くで、同等な立場で同時に楽しめる環境を作ります。
その結果、気軽に地域活動への参加や交流の機会が増え、結果として相互理解が深まり、住民同士が
困ったときに助け合い、支えあう環境が広がります。
また、障害のある会員と地域住民が交流することで、障害理解促進につながると考えています。
更に会員ではないものの、このクラブの存在を知った障害者団体、放課後デイサービス、特別支援学校
関連団体などから、連携したいとの要望をいただいています。
今後は道具が増えることで、より多くの会員を募集し、会員以外も参加可能な多様・多世代の「まぜこぜ大会」やイベントを開催して、真の共生社会に近づける活動をしたいと考えています。
また近隣に支部を増やしていき、より近場で気軽に参加出来る環境を作っていきたいと考えています。
活動報告
<どのような活動ができたのか>
まぜこぜの活動は広瀬公民館などで会員中心に行う定例活動と、外部に出張する体験会に分けることが出来ます。
定例活動では会員も増え、現在会員約45名のうち小学生以下の子供9名、高齢者(70歳以上)15名、また障害者12名と多様・多世代の人達が「支援する人とされる人」「障害者と健常者」などの区別をしないで、対等な立場で楽しく交流が出来ました。
1月には外部参加者を含めて約40名が集まり「まぜこぜ大会」を開催することが出来ました。
外部体験会では社協主催のサロン「茶べり場」で3回、地域の老人会や学童保育など、事業期間の7ヶ月間で30ヶ所、合計400名以上に参加していただきました。
<どのような苦労があったか>
当初は会員や友人知人の人脈を頼りに活動を広げようと考えていました。
しかし、チラシやSNS等でのPRが大切であることがわかり、「まぜこぜ&カーレット」の宣伝に力を入れました。
この宣伝と実際に体験会で体験してもらうことで、活動範囲が広がっていきました。
<参加者の声>
・ここ1年間で一番良かったのがカーレットに出会ったことです。たくさんの人と楽しい時間を過ごせてうれしい。(60代女性)
・最近はあまり外出しなかったけど、ここは真面目に来ます。(70代女性)
・ここで(聴覚障害者に)手話教えてもらったので、学校で先生や友達にも教えてあげたの(小学2年生女の子)
・小さい子供が声かけてくれるなんて何年ぶりだろ。(70代車椅子利用者)
今後の展開
地域には色々な人達がゴチャゴチャに混ざり合って生活しています。
しかし、多様・多世代の人達と混ざり合う機会が少ないのが現状です。
たまには普段あまり交流のない人達とも「まぜこぜ」になって、気軽に一緒に楽しめる場があるといいなあと思います。
カーレットは、そんな交流を可能にする「ユニバーサルスポーツ」です。
カーレットを広めることで、自宅近くで「まぜこぜ」になりやすい環境を作るため、応援よろしくお願いします。