「地域助け合い基金」助成先報告

 安早自治会・絆サロン安早

岡山県真庭市
居場所見守り配食・会食

助成額

150,000円2022/08/26

助成⾦の活⽤内容

地域の公会堂で、昨年4月から毎週土曜日9時から介護予防の体操を主としたサロンを始めました。30分から40分程度体操をした後、1時間以上も話しが弾みます。コロナ禍ではありましたが、感染対策をしながら緊急事態宣言中も継続していました。今後は、体操だけでなく、地域の誰もが参加しやすい食事会や、交流会などを考えています。
先行く高齢者が楽しみを持って生活でき、それを支える若年高齢者がやりがいのある活動を話し合いによって自由に決められる地域性を生かし、公会堂が地域の繋がりを深めていくためのふれあいの居場所です。
また、公会堂は自治会の第1避難所にもなっていますが、冷暖房の設備が整っておらず、特に近年の夏の暑さは生命の危険を感じます。助成金を活用して、誰もが集える居場所にエアコンを整備したいと思っています。

活動報告

私たち「絆サロン安早」は、令和3年4月10日、安早自治会の高齢者を中心とした介護予防と住民同士の交流の場として、毎週土曜日の9時から1時間程度体操をして、その後おしゃべりや茶話会などをしています。地域住民がコロナといえども、何かしないと高齢者が弱ってきていると感じ、生活支援コーディネーターや市役所のリハビリ専門職、介護予防コーディネーターの方々から支援をしていただき、始まったサロンです。私たちの自治会は高齢者独居が6世帯、高齢者を含む2人世帯が4世帯、全戸で13世帯という限界集落です。

自治会には公会堂がありそこに集って活動していますが、古い公会堂でエアコン設備がありませんでした。毎週集まって体操するには、夏の異常気象による暑さは高齢者にとって体に堪えました。
この助成金のおかげで、エアコンを設置することができ季節を問わず快適に活動できるようになりました。
最高齢の91歳女性の参加者は、杖をついて公会堂まで毎週頑張って来られ、体操を始めた当初はイスに座ってされていましたが、1年後には立ってできるようになられました。
体操の後は、それぞれ自宅からお菓子や、干し柿、季節によっては鯖寿司など手作りの物も持ち寄るようになり、会話や笑いが絶えません。
「毎週来るのが楽しみじゃ~、来るところがあってよかったわ~!」
「いくらうまいもんでも、一人で食べてもおいしくないけぇなぁ」
「なんか百姓しょーるより、使う筋肉が違うなぁ、腰が痛かったのにここへ来たらなおったわ!」と住民同士の憩いの場であり、見守りの場であり、生きがいにもなっています。

今後の展開

私たちの自治会は限界集落で、ここ10年の間にも空き家が少しずつ増えています。その中でも、今地域で暮らしている住民が、楽しみを持ち、笑って過ごしていけることが、地域の宝物です。
5年後、10年後も住民同士ささえあいながら、地域で安心して暮らせるようなサロンを続けていきたいです。



添付資料