「地域助け合い基金」助成先報告
しぶちー
大阪府大阪市中央区 ウェブサイト助成額
144,000円(2022/05/30)助成⾦の活⽤内容
しぶちーでは、不登校やひきこもり・その他様々な生きづらさを抱えている子どもたちのための、3つの支援活動を行っています。
活動の財源は『憩い』 と 『ドキドキつくり隊』 の利用料で補っていましたが、『憩い』を利用している子どもたちが、次々と学校に通えるようになり、財源の確保は難しくなっている状況です。
しかし、利用料の増額は、不登校で居場所のない全ての子どもに、安心して、気軽に利用してもらいたいという、我々の理念からは外れるため、避けたいと考えております。
『憩い』で思う存分楽しむことで、心の栄養を蓄え活力が回復していく子どもたちを見るにつけ、「少人数でも続ける意義がある」と強く感じており、当面の存続と体制強化、イベントの資金として、助成金を利用したいと考え応募いたしました。
また、このコロナ禍で、子どもたちの不安も増しており、当団体のような 『安心できる、楽しい居場所』 は、ますます重要な存在となることは間違いありません。
しぶちーでは、『憩い』『ドキドキつくり隊』『わくわく探検隊』の活動に参加する全ての子どもたちを対象とした、楽しいイベントを企画しており、地域で活躍するクリエイターや大学生との共同イベントやハロウィン・クリスマス会の他、中央区の子ども居場所団体の子どもたちや天王寺動物園とのコラボイベントなども控えています。
そして、中央区の生活支援コーディネーターにもご協力して頂き、地域のお年寄り方々ともイベントという形で交流を深めたいとも考えております。
このように、しぶちーは生きづらさを抱えている子どもたちの『安心できる居場所』でありながら、『他の居場所活動団体や地域の人々との連携』を大切にし、 『喜びと体験の提供』 に力を入れ、子どもたちの今と未来を応援して行きたいとの想いで、日々取り組んでおります。
活動報告
不登校の状態にある子どものためのフリースペース活動「憩い」では、活動場所の使用料・日頃の工作や日々必要となる消毒や洗剤・ティッシュなどの様々な消耗品に活用し、子どもたちが楽しく安心して過ごせる環境を提供することができた。
また、子どもたちそれぞれに興味や関心が異なるため、個々の好奇心や喜びを支えるために、ラジコン・レジン用品・裁縫道具・プログラミング専用アプリなどを取り揃え、子どもたちの「好き」を応援する活動も実現できた。
【22年度の新しい試み】
7月に「天王寺動物園コラボ」として、動物ブロックを天王寺動物園に展示したり、そのブロックを使ったYouTube動画を発信した。背景に使う段ボール専用のボンドやYouTube制作のコマドリ動画に使う台座などにも助成金を活用できたおかげで、子どもたちの思い出に残るイベントとなった。
また、タリーズコーヒー天王寺公園店ご協力のもと「ハロウィン企画」も実施し、本格的なコーヒ作りを学んだり接客体験などを経験し、お店の方やサラリーマンの方等と触れ合うことができた。
【毎年のイベント】
毎年子どもたちが楽しみにしているクリスマス会では、紙コップやケーキ皿や割り箸やささやかなプレゼント・みんなで楽しめるゲーム・飲み物などに助成金を活用し、子どもたちへ楽しい体験を提供できた。
また、活動場所としてお借りしている『高津宮』の行事にも参加させていただき、地域の高齢者と交流のできる場となっている。
今後の展開
しぶちーには、3つの活動があります。
まず、不登校の状態にある子どもたちを対象とした『憩い(フリースペース活動)』と『ドキドキつくり隊(訪問活動)』。そして、不登校のみならずシングル家庭や友だちづくりが苦手・繊細すぎる気質など何らかの生きづらさを抱えている子どもたちを対象とした『わくわく探検隊(ハイキング活動)』です。
そして、しぶちーでは、活動を一緒に支えてくれる方や協力してくださる方々を募集しています。
・学習面・ハイキングや野外活動・プログラミング・電車やブロック・手芸等の小物づくりなどに詳しい方や専門家の方。
・また、そのような方々と繋がりのある方。
・子どもと楽しく遊ぶことや話を聞くことが得意だったり、流行りのゲームに詳しいボランティアさん。
・アウトドアが趣味で、体力があり、ハイキングやキャンプをお手伝いしていただける方。
・資金面でご協力いただける方。
などなど、ご興味がございましたら連絡いただけると幸いです。