「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 れでぃばーど

埼玉県三芳町 ウェブサイト
居場所配食・会食その他

助成額

150,000円2022/05/20

助成⾦の活⽤内容

子ども食堂の活動は6年目だが、居場所型体験農園の事業を始めたばかりのため、多くの人が集うには日よけのための備品(タープやテント)や、アウトドア用の椅子(現在も2歳から70代の方が参加されていますが、座って休憩をするための椅子がないため)など、備品の数が足りません。そのため、1回活動あたり受け入れ人数に制限があります。また、初めての夏をむかえるのにあたり、参加者(特に高齢者、子ども、障がい者(児))の熱中症予防に日よけは早急に必要となっています。屋外で、人と人がつながりをもって、農業体験と一緒に食事をとる機会と場所を継続していくために、環境整備が必要な状況です。
そのため、この助成金を活用し、居場所の環境整備を実施させていただきたいと考えています。

活動報告

私たちは、もともと子ども食堂の運営をしていましたが、コロナ禍に集い会食ができない状況のなか、屋外の活動と、食育の推進、さらにコミュニティを創生する居場所づくりを目的とした【三芳おなかま農縁】という体験型農園を2021年10月に更地を借りて、始めました。更地から地域のボランティアスタッフや、農家の指導協力をえて、また地域の子育て家庭も一緒に畑づくりをしてきました。人が集まるようになり、畑では毎週10~20名が集い、作業を通してつながりが生まれています。また、季節ごとに「畑ピクニック」というイベントを行い毎回60名前後が畑で収穫や植え付け体験をしたり、屋外で食事を一緒に楽しんだり、食育や環境について学んだりしている。

現在も参加者がゆっくりと過ごせるスペースづくりのため、パーゴラを囲んでウェルカムガーデン構想がスタート、これによりガーデニング好きな人が集まり始め、プロジェクトグループが生まれました。ブルーベリー畑の計画もあがり、近隣農家でブルーベリーに詳しい方が協力を申し出てくれて、子ども達と収穫できるようになるまで監修いただく縁が生まれました。

畑での活動、「畑ピクニック」の企画は回数を重ねるたびに口コミで広がり、参加希望者が増えてきています。すでにのべ300名を超える人が何らかの形で参加をしている状況です。
近隣の農家や子育て家庭、シニアさんの継続参加で、あらたなつながりも生まれていることが実感できています。

現状は助成金と合わせて、法人の自己資金などで運営していますが、継続していくためにはイベントだけではなく、会員制度なども検討するなどファンドレイジング手法を検討していく必要があります。また、口コミとSNS活用はしているものの、まだ一部にしか知られていないため、自治体とも連携をして広報にも力を入れていく必要もあります。

参加者からの声として、子どもがのびのびと過ごせる、土いじりをしながらいろいろな人とおしゃべりが楽しい、作業の後の一緒にお弁当を食べることが楽しみ、リフレッシュになっている、自宅じゃできない広い土地で農作業ができて生きがいになる、など嬉しい声をいただいています。

今後の展開

少しずつ形になりつつある農縁ですが、まだまだ地域の認知度が低い現状です。また、現在子育て世代の参加や、学生ボランティアやシニアボランティアなど様々な年代が交流をしています。どなたが参加しても、居場所になる、作業や食事を通して会話をし、人と人のつながりがどんどん生まれる場になるよう、参加者をもっと増やしたいと思っています。

法人のブログで活動の様子を伝えています。
是非お読みいただけると嬉しいです。
https://ameblo.jp/ladybird-2011

添付資料