「地域助け合い基金」助成先報告
蘇原南部地区社会福祉協議会
岐阜県各務原市助成額
150,000円(2022/05/23)助成⾦の活⽤内容
コロナ禍が長期化する中、地域では通いの場の活動自粛等により交流する機会が減っています。また、学校においても地域住民との交流や地域における子どもと大人とが関わる地域行事が少なくなっています。
そこで、今回のリピア植え事業は、小学校の授業ともコラボレーションし、小学生にこの事業の目的でもある「地域福祉活動は身近な場所での活動であり、住民がみんなで一緒に作り上げるもの」を理解してもらった上で、参加いただくものです。
子どもの立場からすると、地域の大人と関わる機会になること、参加する住民の立場からしても子どもたちとの協働作業をきっかけに見守りの意識が芽生えるとともに、自分たちの活動が単なる定植作業ではなく、地域住民のつながりを再構築し、ともに支えあう体制の実現をめざすための一環であることの学びもでき、今後の地域の福祉力の向上につながることが期待されます。
実際に小学生も地域住民も自分が手がけたことがカタチとして残り、今後の地域のつながり・支えあい活動への参加や発展に大きく寄与することを期待するものです。
活動報告
蘇原第二小学校の授業の一環として、リピアを地域住民と一緒に植える久しぶりの交流の機会が持つことができました。
子どもたちは慣れない定植の仕方を地域住民に教えてもらいながら、楽しくリピアを植えることができました。この地域は核家族が多く、コロナ禍により高齢者等との交流が少ないことや学校の先生以外から物事を教わることがとても刺激となりました。また、見守りボランティア等にも携わる高齢者からは、登下校中の挨拶以外でも交流できた行事となり、距離が近づいて嬉しかったとの感想が聞かれました。
子ども達には、この場所は学校の教室から見える場所にあるので、リピアの成長と共にここに集まる参加者も含めて見守って欲しいと伝え、一緒に協力しあいながら取り組むことの大切さを理解してもらいました。
今後の展開
今回、地域の小学校の児童と繋がるキッカケと地域福祉活動への理解につながりました。また、この場所には、地域の人が集うグループ農園があり、この事業をきっかけに小学校との距離が縮まり、その一つとして特別支援学級の児童とサツマイモの苗を植えました。また、学校側から令和4年度から学校のクラブ活動として「農園クラブ」立ち上げるので、児童に野菜作り教えてもらいながら交流を深めたいとの提案もあり、学校と地域の連続した関係が築ける予定です。