「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 つながる・つむぐ・海と空

香川県丸亀市
見守り生活支援その他

助成額

150,000円2022/03/22

助成⾦の活⽤内容

独居高齢者のよろず相談所を不定期に開催し、解決できるよう行政や企業、他の民間団体と連携して導く。
日頃、外に出ないご高齢の方々に対して、イベントを企画して楽しんでもらう。
地域の皆さんも巻き込んで、コミュニティセンターの門戸を低くし、気軽にいつでも来て話せるようにしていきたい。
高齢になると日々の食事づくりも大変になる方が多いため、おじいちゃんおばあちゃん食堂も不定期に開催する。
写真展など無縁と思われているイベントについても被写体になっていただいたり、また、写真撮影していただいたりして、もっと社会とかかわれるように企画していきたい。
また、寺子屋のようなイベントを行い、ひとり親家庭の子供たちとのふれあいを考えている。(おばあちゃんの知恵袋の継承など)昔は当たり前のようにあった地域の人とのふれあいを大事にしていきたい。
ご高齢の方々が元気になることで、地域社会を活性化させたい。

活動報告

おにぎり大作戦
実施日:2022年5月
丸亀市内の民生委員さんと協力しながら、高齢者世帯に簡単なお弁当を作って200世帯に配付した。
材料は、懇意にしている農家さんから安価にて購入、おかずの卵は売り物にならない卵を安価で仕入れ、しょうゆ豆や漬物などは、丸亀市の社会福祉協議会様から無料で頂いた。
ご高齢の方だけのご家庭に新鮮な材料を使ったお弁当を配付したことで、久しぶりにあったかいご飯を食べられたとかなり喜ばれた。定期的に実施して欲しいとの要望もたくさんあった。
課題点としては、お弁当を作る人手の問題と材料購入費の捻出の問題があり、今回は無償で手伝って頂ける方をお知り合いの方々に声を掛けて集めたため、定期的に実施するのは少し難しいと感じた。

写真展開催
実施日:2022年7月、12月
第一弾は、丸亀市内の民生委員さんに紹介して頂いたご高齢の方々を中津万象園に来ていただき、写真撮影を行った。また、地域のお仕事を積極的にされているご高齢の方々に許可を取って作業風景を撮影したり、高校の写真部と共同でご高齢の方々の日常を撮影したりした。それらの写真は丸亀市にあるマルタスにて1ヶ月展示して、写真にご協力頂いたご高齢の方々に来て頂いて好評を得た。
第二弾は、瀬戸内国際芸術祭が丸亀市の島で行われるため、島でのご高齢の方々をメインに写真撮影を行った。島での過ごし方や島を訪れている他県の方々とのふれあいなどを撮影した。それらの写真も丸亀市にあるマルタスにて1ヶ月展示した。写真を展示していることで、他の島に住まわれている方が「島を盛り上げる活動を行っているため、今度はうちの島での撮影をお願いしたい」と新たな絆を得ることができた。また、被写体になっているご高齢の方の身内の方が、「おばあちゃんの元気な姿を見ることができてうれしい」という声も掛けていただいた。
課題点としては、写真の現像に費用がかかるため、写真展は続けていきたいが、費用の捻出先を現在検討している。

フードパントリー
実施日:2023年4月
まずは、食料を集めるために、丸亀市内にある「ゆめタウン丸亀」様にお願いして「フードバンク活動」が行えるよう場所を提供して頂いた。フードバンクは2022年10月から始めた。偶数月に1か月間場所を提供して頂けることになっているため、ゆめタウンさんにご協力頂きながら、お客様にご協力頂けるようチラシ等を配付した。
集まった食料をもとに、2023年4月にフードバンクを丸亀のマルタスで開催した。賞味期限が近い食料が多かったため急きょ開催した。シングルマザー家庭の方々やマルタスを訪れていたお子様連れのご家族様などにお声掛けし、フードパントリーに参加して頂き、大変喜ばれた。
課題点としては、フードパントリーを計画的に行えるように開催時期を予め決めておくことやできるだけ多くのシングルマザー家庭やご高齢者世帯の方々に来て頂けるように名簿を作成するようにする。

今後の展開

今後の目標
ご高齢の方々やシングルマザー家庭、外国のご家庭のあまり行政の手が行き届かない世帯の方々に寄り添った活動を今後もしていきたい。
まずは、ご高齢の方々に向けて。
丸亀市発のご高齢の方々を対象にしたファッションショーを行いたい。ファッションショーの裏方は若い方がアイデアを出しながら手作りで作り上げていく。
東京のガールズコレクションのように毎年開催できる地盤を作っていきたいと思う。

写真展は継続して、定期的に行っていきたい。

出不精になりつつあるご高齢の方々をバラ園などに連れていくイベントなどを定期的に行っていきたい。

シングルマザー家庭や外国のご家庭の方々に向けて。
ご高齢の方々が集いやすい場所を見つけて、シングルマザーのお子様や外国のお子様を預かれるようにしていき、世代間交流ができるような仕組みづくりを作っていきたい。
また、外国の方にとっては、文化の違う日本で暮らすには色々と大変なこともあるため、様々な知恵を出し合い、語学交流などでお互いが分かり合える環境・関係を徐々に作っていきたいと思う。

添付資料