「地域助け合い基金」助成先報告
株式会社にじれあ
長野県松本市助成額
150,000円(2022/03/28)助成⾦の活⽤内容
●転勤族やUターンIターンなど 子どもを持つ保護者の居場所づくり。悩みを共有したり、お友達を作ったり 地域の子育て支援事業として行う。
●公民館や地域の福祉会館などを利用し、保育士が遊びの提供や 子育ての悩み相談、保護者のカフェタイムなど 核家族での子育てのストレスを軽減できる活動を行う。
●地域の保育士OGや元園長先生などを集い、若い年代の保育士だけでなく 年配のスタッフの「童歌」「おはじき」「昔話」など日本の保育文化などを伝えてもらう場をセッティングする。
●四季のある日本だからこその「節分」「ひなまつり」「七夕」「十五夜」や現代のイベント「運動会」「ハロウィン」「クリスマス」などの行事を親子で体験し同世代の子どもたちとのコミュニケーションを図る場を提供する。
●現代の子どもたちが弱いとされる「集中力」「細かな手先の作業」「思考力」「独自の発想」などを伸ばすことのできる教材を提供し、短時間ではあるが 親子で楽しみながら 子育てを行うヒントを提供していく。
活動報告
●今年度は親子参加イベントを主として行いました。コンスタントに月1回以上行うことができました。にじれあの事務所近くの松本市中心部を中心に活動していましたが、参加者からの要望で、南地区でも行ってほしいと要望があり、後半からは例年参加希望の多い「ハロウィン」「ミニ運動会」「クリスマスパーティー」は南地区の公共施設でも開催することができた。
●今までは開催時間になるまで共同の玩具を準備してみんなで遊ぶ・・という流れであったが、今回助成金で知育教育玩具を購入させていただいたことにより、1人1セット(みんな同じ玩具)を使用することにより、共同で使用することもなく、他の親子と程度距離を取って活動することができ、コロナ禍にふさわしい環境を準備することができた。皆が同じブロックセットのため必要に応じて協同使用し、大きなものを作ることができたり、交換しあって遊ぶ姿も見ることができた。
●今まで主催者は自前のエプロンを身につけ、保護者から見て主催者と分かるような環境を作り出していた。今回助成金でロゴ入りポロシャツを作成。ポロシャツに統一したことにより統一感が出るだけでなく、主催者・協力者も動きやすく、動きが活発になり相乗効果も表れた。ポロシャツには背中に大きくインスタグラムのQRコードを入れた目立つ斬新なデザインにしたことにより広告宣伝効果も大きかった。
●平日親子参加のものを主としていたが(ママカフェも子づれでの参加であった)、幼稚園児・小学生を対象とした子どものみでの参加イベントを開催。子どものみのハロウィンイベントでは予想を上回る利用者があった。
●子育て支援員さんの仲介もあり、福祉ひろばとの連携して高齢者が集う日に子どもたちとの交流を図ることができた。
●コロナ禍で子どもたちが公園へいく機会が減り、砂遊びや泥遊びを経験せず成長していくケースが増えているため、粘土遊びが苦手、ゼリーのようなものを素手で触ることができない、という子が増えている現状を踏まえ、「感触遊び」を導入。コロナ禍で清潔であることが第一となり、子ども自身でのつかみ食べをさせることもなくなってきていることも一つの要因のようで、感触が苦手であることを知らない保護者も多い。「感触遊び」導入にあたって、助成金で施設を汚さないようにレジャーシートやバケツのようなものなどを購入した。新しいことの導入はどうしてもイニシャルコストが伴うが助成金をいただけたことにより、新規の活動に踏み込むことが容易であった。
●新たな課題としては、コロナ禍前の状態に戻ることは決してなく、新たな時代・新たな常識等をいち早く取り入れ、今のニーズに合う活動を取り入れていきたい。特に、コロナ禍前はイベントへの参加目的は「親子で楽しい時間を過ごす」や「子どもにとってためになる経験を」といった雰囲気であったが、昨今は「自分がリフレッシュしたい」「子ども以外と話したい」「相談相手が欲しい」「インスタのネタになるものを探している」といったママのための時間や体験を探し求めてきている雰囲気が強い。今まであまり外に出られなかった分、出れる時期はたくさん外に出たい!という想いも感じる。保護者のニーズに応えられるよう親子体操等のイベントでも、壁面環境を整えて写真映えするスポットを作成したり、親子制作ではなくママの制作タイムを設けて少し子どもと離れる時間を作ったり、相談員の方の協力を仰ぎ育児相談タイムを設けたりした。
今後の展開
●「親子イベント」だけでなく「ママが主役」のイベントも必要だと感じています。
お子さんと一緒でもOK!ママだけの参加もOK!
ママがワクワクするようなそんな時間を提供して行きたいと思っています。
子育て中のリフレッシュの場になれるようなイベントを計画します!
ママたちをターゲットにした講座やワークショップを行いたい方ぜひご協力お願いします。
●地域子育てイベントを初めて4月で3年目になります。ハロウィンやクリスマスのイベントは毎年恒例となり、すぐに満員御礼になるくらい大人気のイベントです。2022年度はご要望にお応えして2回ずつ開催しました。現在、白板地区公民館となんなんひろばで開催していますが、私の町でもやってほしい!という方いらっしゃいましたらお声掛けください!
●今の乳幼児は事前に触れることや様々体験をする機会がとても少なくなっています。木素材の玩具や音の出る玩具や楽器などご提供いただけるものがありましたらぜひご提供ください!イベント時にマーケティングを行うことも可能です!
●高齢者施設等で子どもたちと交流してもいいな!と思われる施設ありましたらぜひ交流させてください。