「地域助け合い基金」助成先報告
一般社団法人 大和青年会議所
神奈川県大和市 ウェブサイト助成額
150,000円(2022/03/16)助成⾦の活⽤内容
助成金を活用させていただき、2021年度に行いましたスポーツ体験事業を今年度においても10月に行うことを目的とし申請をさせて頂きます。主な目的としましては、健康都市やまとを掲げる行政の方向性に沿って健康に繋がる体験スポーツを行うことで市民に取り巻く環境に生じた閉塞感を打破するとともにスポーツ団体との連携をすることでより多くの市民の動員を図ります。具体的なスポーツ内容としましては少年向けのかけっこ教室、珍しいスポーツ体験スポッチャなど、インストラクターを準備しスポーツの正しい知識の習得をし、実際に体験をするといった事業を行います。
活動報告
本事業は「子供から健康都市 スポーツ事業 エクスポ2022」と題し、主に大和市内の市民がスポーツを通して健康意識の向上を果たすことや、新たなスポーツへの造詣を深めていくことを目的とした、(一社)大和青年会議所と大和商工会議所青年部が共催したスポーツ事業です。
開催にあたり懸念していたことは、やはりこのコロナ禍において、本事業のように大規模に人を集めることが妥当な計画なのか、という点でした。一方で、コロナ禍が続くことによる運動不足や、これに伴う健康二次被害等の社会課題についても耳にすることが多くなりました。開催についての是非を思案した結果、本事業を実施することで、これら課題を払拭し解決していく糸口とするためにも開催するべきとの判断をいたしました。
当日は、天候にも恵まれ多くの市民に本事業を楽しんでいただきました。WEB(予約サイト:STORES)による事前予約の段階から延べ544名の方にご予約をいただき、当日参加を合わせると1,000名近い参加者を動員することができました。実施した体験ブースとしては、一般的な運動種目であるサッカーやバレーボール、かけっこに始まり、セパタクローやパルクール、モルックなど普段馴染みの少ないスポーツを取り入れることで、参加者にとって新たなスポーツについての経験と知見を広げることができたのではないでしょうか。一方で、各ブースを主催していただいた各教室や協会にとっては、まずは体験し興味を持っていただくことで、その後の競技人口増加への良い足がかりになったと考えます。
参加された市民からは、「セパタクローやモルックは、名前は聞いたことあったが体験してみると更に興味が湧きました」「キックボクシングはやってみたかったので、体験できてよかった。続けてみたいと思う」など各スポーツに対して前向きなご意見を多くいただきました。また、県央大和ケータリング協会の協力により、会場内に多数のキッチンカーを展開し食事休憩も兼ねられるようにし、一日を通してブースを体験していただけるように準備をしたことが、参加者増加に繋がったと考えます。
また、大和市スポーツ課と教育委員会から後援をいただいたことで、市行政が掲げる「健康都市やまと」との親和性を高めることができ、スポーツを通して市民の健康意識の更なる向上に寄与することが叶いました。合わせて、市内外から15の個人、教室、協会からの協力により、各ブースを担当していただいたことで、スポーツを通してのつながりを作れたことも大いに意義のあることでした。今後は、このつながりを大切にし、次年度以降も同じ時期(スポーツの日)に同様のスポーツ事業を開催することで、大和市の一つの市民事業としての役割を担っていけたらと考えております。
今後の展開
大和市は健康を市政運営の中心に捉えて「健康都市やまと」を宣言しています。
私たちはそういった健康をスポーツ体験を通して、子供から健康都市を目指すことのできるイベント事業を行いました。
コロナ禍により子供に対する環境が閉塞的になってしまったことで、今このようなイベント事業が市民の皆様に求められているような気がします。私たちはこのスポーツ体験事業を継続して行うことで地域イベントとしての認知を拡げ、より多くの市民の方々へこの事業を体験して頂くことを今後の目標にして行きます。