「地域助け合い基金」助成先報告

社会福祉法人 名寄市社会福祉協議会

北海道名寄市 ウェブサイト
見守り

助成額

150,000円2022/03/01

助成⾦の活⽤内容

新型コロナウイルス感染症の影響により、これまでと同様の地域活動が思うように行えず、人と人とのつながりの希薄化等といった新たな地域課題が生まれる中、人と人とのつながりを絶やすことなく、全ての市民にとって暮らしやすい地域づくりにつなげていく新たな取り組みが必要となっており、地域で見守りが必要な高齢者宅などへ、市内のスポーツトレーナー監修による自宅でできる健康体操や名寄市立大学栄養学科監修による栄養レシピが掲載された「こんにちはレター」と、市内の小中学生からのメッセージが添えられた「まごころマスク」を民生委員や町内会役員等が毎月届けることで、コロナ禍において減少している訪問や声かけのきっかけとなり、高齢者などの孤独感の解消や健康増進、地域でのつながりの継続などの生活の質の向上につなげます。
さらに、これらの取り組みをスポーツトレーナー、名寄市立大学、小中学校など地域の関係機関と共に進めることで、関係機関同士の新たなネットワークの構築や強化につなげることを目指します。

活動報告

新型コロナウイルス感染症の影響によって、コロナ禍前までは行われていた地域福祉活動が行われなくなり、そのことによって孤立感を感じる高齢者等が増加する中、「まごころマスク」「こんにちはレター」の取組を継続することにより、地域のつながりの維持や拡大につながった。
また、活動者となる民生委員児童委員や町内会にとっても、これらの取組があったことで高齢者等への訪問のきっかけとなり、地域福祉活動の継続につながった。
名寄市民生委員児童委員連絡協議会においては、「まごころマスク」「こんにちはレター」を活用した取組が全国民生委員児童委員連合会会長表彰を受賞されるなど、地域に定着した活動となった。
今後も継続を求める声が寄せられる活動となったが、新型コロナウイルス感染症の拡大をきっかけとして始めた新規事業のため、今後の継続的な実施に向けての費用面についての課題が残っている。

今後の展開

新型コロナウイルス感染症の影響によって地域福祉活動が停滞し、様々な制限等がかけられた中において、今回のこんにちはレター、まごころマスクのように今起きている地域課題に対して創意工夫し、活動を展開することによって、地域において様々なつながりを生むことができました。

添付資料