「地域助け合い基金」助成先報告
さいたま自死遺族自助グループ 星のしずく
埼玉県さいたま市浦和区 ウェブサイト助成額
150,000円(2022/02/17)助成⾦の活⽤内容
近しい大切な人が、ある日突然自死(自殺)で亡くなったとき、遺族はとてつもないダメージを心に受けます。そのためパニック症状やショック症状のような状態に陥り、場合によっては後追い自死、もしくは日常生活に支障をきたすほど精神状態が悪化するケースもあります。
同じ経験をした者でなければわからないことも多く、当事者同士の会話や情報交換としてのコミュニティーの場が必要であるのだと、自身の経験からも、この活動を通じながら強く感じています。
二次被害としての後追い自死や、メンタル面での不調を、精神薬等をできるだけ服用せずに、深い悲しみを抱えながらでも生きていく力を培うことを目的とする活動を、もっと積極的に継続し発展させていくために助成金を活用していきたいと、応募させていただきました。
わかちあいの集いや遺族向けのアートワークを通して、心の修復、修繕効果を証明していきたいと考えています。
自死・自死遺族への世間一般的な偏見、差別意識の撲滅活動も視野に入れています。
活動報告
近しい大切な人が、ある日突然自死(自殺)で亡くなったとき、遺族はとてつもないダメージを心に受けます。
場合によっては後追い自死、もしくは日常生活に支障をきたすほど精神状態が悪化するケースもあります。
出来る限りそれらを回避できるよう、当事者同士だけで安心して語り合う場『わかちあいの会』をメイン活動としていますが、さらに多岐にわたりコミュニティーの場を広めていくために、いくつかの企画を計画し、定期的な開催をするにあたり、貴財団助成金を活用させていただきました。
おかげさまで、定期的にイベントを開催するに至り、参加希望は遺族当事者のみならず、テーマによっては行政機関からも予想以上にお集りいただけ、専門家の皆様とも交流の場を持つことができました。
遺族のこころの修復・修繕のためだけでなく、自死・自死遺族への世間一般的な偏見や差別意識撲滅活動にも着実に取り組めたと思いますし、専門家の方々(アートワーク講師・弁護士・司法書士等)との繋がりを深め、ワークや講演をしていただく中で、当事者スタッフとして学んだり気づきを得られたことに深く感謝し、今後の活動に生かしていきたいと思っております。
弊会自助グループ一同、感謝し申し上げます。
ありがとうございました。
≪2022年度、イベント開催報告URL≫
◆紡ぐ光の物語*第4章『雪解けキャンドル』~臨床アートワーク
https://saitama-hoshinoshizuku.amebaownd.com/posts/34119126
◆紡ぐ光の物語*第5章『虹*空キャンドル』~臨床アートワーク
https://saitama-hoshinoshizuku.amebaownd.com/posts/37061818
◆古代蓮の里~散策会(倶会一処の想いを馳せながら蓮の花鑑賞撮影会)
https://saitama-hoshinoshizuku.amebaownd.com/posts/35727126
◆秋の高尾山~散策会(想いを語りながらゆく)
https://saitama-hoshinoshizuku.amebaownd.com/posts/38199028
◆第15回全国自死遺族フォーラム、スタッフ研修会参加
https://saitama-hoshinoshizuku.amebaownd.com/posts/37408282
◆自死遺族総合支援さいたま研修会共催報告
https://saitama-hoshinoshizuku.amebaownd.com/posts/39177897
△手のり地蔵~グリーフサポートアートワーク(※講師体調不良のため中止になりました)
https://saitama-hoshinoshizuku.amebaownd.com/posts/38381055
※上記、開催報告ぺージの画像(写真)は全て、貴財団報告ぺージにて掲載可能です。
ダウンロードしてお使いいただければと思います。
※イベントのチラシもいくつか別紙ファイルで添付致しますのでお使いください。
今後の展開
『星のしずく』は、埼玉県さいたま市を拠点とし『わかちあいの会』や遺族向けのイベントを、自死の遺族当事者だけで運営する自助グループです。
隣近所や職場の人にはもちろん、友人、家族にすら(家族だからこそ)、悲しくて辛い気持ちを素直に言い出せないもの。
そんな中で、同じ体験をした人に会いたい、飾らない話をしたい、先を歩く人の思いを知りたい……と、愛する人に自死で先立たれた悲しいご縁とはいえ、星に導かれるかの如く集うのは、むしろ自然なことだとも思います。
集うご遺族の方々が少しでもホッとして、こころのままに此処では居られますように、深い悲しみを抱えながらでも自身の人生を生き生きと歩んでいける力を、共に助け合い培っていけたらという願いから立ち上がったコミュニティーです。
課題としては、お話会メインの『わかちあいの会』だけでなく、遺族のこころに寄り添ったイベントを定期的に開催し、更に内容を充実したものにしていくために、継続的な助成金もしくは補助金を行政のほうから支援していただけることを望んでおります。
自死の二次被害である後追い自死や、メンタル面での不調を精神薬等にできるだけ頼らずにとも、生きていく力を培うことを目的としていますので、今後も活動を通して発信し、私どもの方から申請し続けていこうと考えています。
なお、コロナ禍をきっかけに、オンラインでもわかちあいの会を定期的に開催していますので、参加お申し込みの方お待ちしています。
メンタル的なこと以外にも、損害賠償や相続、労災認定他、具体的な問題のご相談がありましたら、スタッフにお申しつけ下さい。
メールでもお問合せ可能です。
詳しくは私どものホームぺージをご覧ください。
https://saitama-hoshinoshizuku.amebaownd.com/