「地域助け合い基金」助成先報告

 氷丘地区ささえあい協議会

兵庫県加古川市
居場所見守り生活支援移動支援

助成額

150,000円2022/02/09

助成⾦の活⽤内容

移動に不安を抱えている高齢者が増えている。
買い物については、コープこうべの個配や移動販売車があるが、通院のための移送サービスが不足している。
1人で歩くことができるが、自力では通院に不安がある高齢者等への移送サービスの需要が増えてきているので、ボランティアを養成し、地域独自の移送サービスの実施を検討している。
※外出時に車イスが必要な高齢者及び身体障がい者については、すでにある社協や地域の信用金庫の移送サービスを利用してもらうようにする。

活動報告

高齢者の移動手段という課題解決のために、「通院サポートひおCar」を立ち上げた。令和4年4月より週1回の運行でスタートしたが、利用を希望する声が多かったため、8月以降は週2回に増便して運行している。地域住民からボランティアを募り、運転・見守りの役割を担ってもらっている。運転免許を返納した、自転車に乗ることが難しい、バス停まで距離がある等、様々な理由で移動手段に困っていた利用者からは「ひおCarができてとても助かっている」「ボランティアの皆さんがていねいに対応してくれるので安心して利用できる」という声をいただいている。単に、移動の課題を解決するだけではなく、利用者とボランティアという住民同士の交流の機会になり、それが見守りや地域の現状把握につながっていると感じている。今後、このひおCarを継続して実施していくにあたり、ボランティアの確保、資金の確保等が課題となっている。実施主体である氷丘地区ささえあい協議会は、地域の多様な企業・団体がメンバーとなっているので、様々な角度から検討を進め、一人でも多くの地域住民の支えとなれるように展開していきたい。

今後の展開

氷丘地区ささえあい協議会では、氷丘地区の住民の皆さんが安心して暮らし続けられるための取り組みを協議しています。今回、移動に不安を抱えている高齢者が増えているという声から、約1年かけて様々な協議を重ねた結果、通院サポートひおCarを立ち上げることができました。運行を開始してから1年が経過しようとしていますが、まだまだ試行錯誤しながらの毎日です。今後も、地域のみなさんと一緒に、ひおCarを氷丘地区のささえあい活動のひとつとして発展させていきたいと考えていますので、運営(運転・見守り等)に協力していただける仲間を募集しています。

添付資料