「地域助け合い基金」助成先報告
ふなこし生活支援ボランティア
長崎県佐世保市助成額
150,000円(2022/03/04)助成⾦の活⽤内容
少子高齢化が進む中、私たちの町内会でも一人暮らしや高齢者のみの世帯が増えています。第2層生活支援コーディネーターさんと町内会が共催で行った全世帯対象「生活の困り事調査」で、ゴミ出しや草取りなどの日常生活に困っている高齢者世帯が多い、また住民同士の支え合い活動のしくみができたら前向きに協力したいと思っている世帯が半数以上という結果に、早急に有償の生活支援ボランティア団体を立ち上げる事になりました。
市が開催する生活支援サポーター養成講座を受講したメンバーを中心に、「船越生活支援ボランティア(仮称)」を立ち上げ、現在支援内容や料金などを検討中です。
「困ったときはお互いさま」、「できる人ができる時にできる事をする」、「支えられたり、支えたり」の気持ちで、この助成金を活用して、住民の皆さんが安心して暮らし続ける事ができるように、そして生活支援サポーターたちも、やがては迫りくる年齢を重ねお世話になる状況の中、少しずつ活動を始めていきたいと思います。
活動報告
令和3年のおためし活動を経て、令和4年4月1日より「ふなこし生活支援ボランティア」と名称を改め正式に住民主体の生活支援有償ボランティア団体を発足しました。
活動のメンバーは市の生活支援サポーター養成講座を受講したサポーターを中心に、現在18名が会員に登録しています。助成金の活用は、地域住民の方へ活動アピール・周知の為、団体名入りのベストを購入、またチラシを作成し、町内会全世帯に配布しました。その他、助成金で安心して活動が出来るように保険の加入やコロナ対策の為、備品購入など活動を立ち上げる為にとても力強く感謝申し上げます。
活動を正式にスタートし、要支援1、2の方のゴミ出しや独居高齢者の草刈りなど、利用者数も増えてきています。利用者からは「困っていたので本当に助かっている」「皆さんいつも良く活動していただいて、ありがたい」など喜びの声が聞かれます。また、支援者も「自分の特技の草刈りが役にたっていて嬉しい」「同じ町内会に住んでいても初めて会った仲間ばかり、新たな出逢いができて良かった」など、今まで知りえなかった仲間がたくさんでき、町内の輪の広がりを感じ私達もまだまだ役に立てると自言をもちました。
これからも「困ったときはお互いさま」「できる人ができる時にできる事をする」「支えられたり、支えたり」の気持ちで無理のない範囲で活動を行っていきたいと思います。
今後の展開
生活支援底辺での活動認知度は、まだまだ少なくその努力は必要不可欠。
今の所草の根運動的ではありますが、一歩ずつの進行をしているところです。
活動を始めて9カ月ですが、年齢を重ねた者同士の結束力が素晴らしい物があり、やがては自分自身がお世話になる事を思いながら、次のステップへ進みます。
今後の課題として会員アピールの仕方、クライアントの希望に沿う活動、自立できるボランティア団体を目指し、年齢を重ねた者同士の知恵を出し合いキラキラしている私達です。