「地域助け合い基金」助成先報告
くまらっぷプラス
熊本県玉名市助成額
150,000円(2022/03/04)助成⾦の活⽤内容
新型コロナウイルス感染症による外出自粛によって、限られた空間と原則家族との関わりを中心とした状況は、適切な時期に適切な人から適切な助言を得ることができず、うつ状態の発生もしくはうつ状態の悪化につながります。このような状況を改善するために私たちは「くまらっぷ+」を立ち上げることにいたしました。当団体の目的は「地域住民、学生、子育て期にある両親やピアサポーターに対し、心のリカバリー及び地域住民のメンタル不全の予防を目的としたWRAPプログラム講座を開催し、参加者のこころのリカバリーを図ること」です。「WRAP」とは「元気回復行動プラン」と翻訳され、治療や療法ではなく、よりよい精神的健康、維持および回復のための米国政府より認定されたプログラムです。
熊本県北地域ではWRAPプログラムの講座を開催できるファシリテーターが少なく、ほとんど開催がされておりませんでした。熊本県北部でもWRAPプログラムの開催を目指し、活動を開始いたしました。2021年11月に社会地域振興財団の助成を受けWRAPプログラム体験会を開催しました。参加者からの要望も多かったので2021年度内にWRAPプログラム集中コースを開催したいと思い本助成金に申請することといたしました。
活動報告
2022年4月23日、24日 WRAP集中コースをファシリテーター1名、サポーター4名の支援を受けて、玉名市公民館会議室にて行いました。
参加者は8名でした。参加者の背景は子育て支援センター職員、教員、地域住民など様々な方々でした。
WRAPは参加者とファシリテーター、サポーターでまず、安全のガイドラインを決めます。
安全のガイドラインとはWRAPを行う場が参加者全員にとって、安心できる快い場となるための約束事です。例えば「トイレは自由にいいですよ」「ここで話すことは他人には話さないでください」「発言したくない時はパスできますよ」などです。
参加者は初対面の方々が多く、はじめは緊張されていましたが時間がたつにつれ参加者に笑顔が多く、発言も活発にされるようになりました。
コロナ感染症の影響により、昼食は黙食となりましたが食事後は日頃の活動や参加理由、今後の活動に今回の研修をどの様に活かしていくか等話が弾み、時間が足りないくらいでした。
参加者の声については、添付の資料にまとめていますのでご確認ください。
今後の展開
WRAPは「元気回復行動プラン」といわれております。よりよい精神的健康の維持および回復のために、調子がいい時の自分自身、調子が悪い時の自分に気づいた後、その時の対処方法を作成します。つまり、「自分自身の取り扱い説明書」を作成いたします。
研修では参加者の皆様には話すことに集中していただくため、メモや話した内容はサポーターが模造紙にまとめます。研修終了後に研修で話した内容については「アイデア集」として冊子にし、皆様に修了書とともにお送りします。
WRAPに参加していただいて、WRAPっていいな。WRAPに関わりたいな。と思っていただければ、ぜひ私達の仲間になっていただければと思います。
まずは、体験クラスにこられませんか。