「地域助け合い基金」助成先報告
食親同好会
兵庫県神戸市東灘区助成額
150,000円(2021/12/16)助成⾦の活⽤内容
1)食育活動(高齢者の健康寿命延伸を目的とした食縁交流会活動で地域食育を目指す)
①女子大学(神戸松蔭女子学院大学他)の管理栄養士とタイアップして、フレイル予防・生活習慣病予防・コロナ対策の免疫力向上等のクッキング交流会を開催し、高齢者の健康長寿を推進している。
②腸活(腸内フローラ改善)を軸に食育(食を楽しむ、食を大切にする、食で健康をつくる)を実践。
2)多世代交流活動(多世代<子ども~高齢者>交流を企図したつながりづくり)
①食育と美化をテーマにイベントを開催しSDGs(質の高い教育&住み続けられるまち)実現を推進。
②血縁に関係なく家族機能の社会化をベースに地域連携強化で共生のまちづくりに取り組んでいる。
3)環境美化活動(美化清掃活動を通し、美しい地域づくりと高齢者の健康づくり)
→クリーンクルー(地域美化活動)とクリーンサミット(住民主体の環境会議)を開催し、地域美化環境の整備とゴミ削減等の循環型地域社会実現に向けた取り組みをしている。
活動報告
1)ヤングクッキング:東灘区文化センター料理教室に9名の中高生が集い「ヤングクッキング」を開催
しました。東灘図書館員より「SDGsとお弁当」のテーマでミニ講演後、ビーフン(焼きビーフン)とライスペーパー(チョコ大福)を活用したクッキングでした。コロナ対策で焼きビーフンは弁当箱での持ち帰りにし、チョコ大福とドリンクを黙食しました。参加者全員や図書館全員の皆さんにケンミン食品よりのサプライズプレゼントを提供することで全員がハッピープログラムとなりました。
2)腸活クッキング:今回の効用は①腸を活発に動かす②美容と健康に効果的③少ない分量でもお腹満足 ④調理が簡単「最短2分」⑤美味しく食べられる。栄養素は食物繊維、ビタミン類、鉄分、カルシウム等で抗酸化作用と免疫力アップが図られます。健康面では、便秘・下痢・肥満・肌荒れ・血行不良・不眠に効果を発揮し、①オートミールチーズリゾット ②ソーセージと野菜のスープ ③たけのこと鶏肉のフリッター ④ヨーグルトケーキ、のレシピ4品で美味かつ健康食&スリム食で全員に好評でした。
3)食養生クッキング:本日の特集は「ほほ笑みの国“タイ料理”」として、下記4品のクッキングを実施しました。①マッサマンカレー ②タイ風エビと彩り野菜のバジル炒め ③野菜とフルーツのヨーグルトサラダ ④もち麦ライス 参加者は5チームに分かれ、それぞれのチームワーク力を発揮し各レシピを完遂しました。減塩・食物繊維・ケトン体・乳酸菌にこだわった長寿健康食で高齢者に喜ばれました。
4)フレイル予防クッキング:①カラフルドライカレー ②梅のさっぱりサラダ ③ヨーグルトクリームとフルーツパイ、神戸松蔭女子学院大学の学生が作成したレシピを説明し、一般参加者と調理する中で互いのチームワークを発揮しました。肉・野菜・果物等あらゆる種類を摂取することから自然とバランスの採れたフレイル予防対策調理になりました。今回のように大学と連携し、地域住民との間に入って参加者を元気づけることが地域プロジューサーとしての当会の役割だと感じました。この役割を持続し続けることで、「新たな発見・相互磨き・他への発信」から地域特有の食縁交流会を創出していけると思います。
今後の展開
食親同好会の目標は地域健康づくり(地域の食育&環境の健全化)です。活動は1)食縁交流会活動:管理栄養士養成の女子大学と連携し食育問題<特に健康長寿>から食で健康をつくることが活動目的です、具体的には
地域食育の立場から健全な食生活を実践できる仕組みづくりを実践しています。
2)環境美化活動:神戸市東灘区地域を中心に地域ネットワーク組織<10地域グループでクリーンクルー団>
を結成し、住民主体の環境美化活動を推進している。年1回の東灘クリーンサミット<東灘区内の美化団体と神戸市環境局との情報交換会>や食育と環境イベント<SDGs11目標「住む続けられるまちづくりを」>
を開催し、地域内での住民主体による共生社会づくりを地道に推進している。
3)多世代交流活動:我々高齢者世代が各世代の課題に向き合い、子世代・孫世代へのアウトリーチ活動を展開。
①キッズプログラムとして、親子対象の共育を目的に「感性教育」の実践で次世代の人づくりを企図 ②自然環境に触れあう機会を増やして環境問題の共育からSDGsへの理解を深めるような企画を推進 ③少子化対策として、独身男女が健活を目的に健全なクッキングを童心に帰って熱心に取り組む機会を設けています。
未婚化・晩婚化等様々な要因はありますが、地域の問題として血縁なき家族関係をオープンに拡げていきたいと思います。上記3活動を中心に地域における住民主体の共生社会づくりを目指していますが、これは私共の一地域に限らず普遍的には全世界的なコミュニティ形成への課題だと思っています。地域連携をよりタイトな関係へ結び付けていく「地域プロデューサー」の出現が熱望されます。