「地域助け合い基金」助成先報告
Trio99
東京都調布市助成額
150,000円(2021/12/23)助成⾦の活⽤内容
地域の方たちに気軽にご参加いただける、オペラ公演を開催いたします。日本各地の主要劇場で活躍している歌手が出演するなど、調布から離れた都心部の大きな劇場へ足を運ばなければなかなか鑑賞することができないような公演を、普段地域の方々や子どもたちが親しみ、なじんでいる学校の体育館で身近にお楽しみいただけます。また、コロナ禍により老若男女の地域の方たちが集って参加するイベントがこの二年弱ほど、ほぼ全く無くなってしまったため、地域交流の意味合いも持たせての開催となります。もちろん感染症対策も充分に考慮しながらの開催です。内容は、モーツァルトの「魔笛」というオペラを、地域の子どもから大人まで気軽に楽しめるような内容に脚色し、また映像中の歌唱や演技と生パフォーマンスの組み合わせという新しい形式で上演します。この企画が、コロナ禍により奪われた「家族や仲間、地域の皆で集いながらエンターテインメントを楽しむ」、という大切な時間になってくれればと思っています。
活動報告
学校の体育館を会場としてのオペラ公演を開催したところ、定員170人に対してほぼ満席の予約申込がありました。ほとんどの方たちが初めてのオペラ観劇でしたが、皆さん公演を大変楽しまれたようで、終演後に満足された笑顔で帰って行く姿がとても印象的でした。
受付のお手伝いなどは学校と地域団体の方たちの全面協力をいただき、ご来場されたお客様だけでなくお手伝いの方たちからも、久しぶりに地域の方たちと実際に会うことができてとても嬉しかったという多数のお声を頂戴し、コロナ禍でなかなか持てなかった地域の方同士の交流の場とすることができました。
また、ご協力いただいた協賛事業者さんにも公演をご覧いただきましたが、想像以上の上演内容だったと大変感激され、ぜひ今後も多くの子どもたちや地域の方たちに今回のような公演を観てもらいたいと仰ってくださいました。
なかなか思うようには公演の実施ができない情勢ですが、上記のような感想をたくさん頂戴し、今回開催できて良かった、ぜひ今後も引き続き開催していきたいと心から強く思いました。
今後の展開
今回の活動を通し、オペラ公演という地域の方たちには普段馴染みのない活動も、ただの公演ではなく「地域の方同士の交流の場」という一つのツールとして成り立つのだと実感しました。
また様々な事情により、普段劇場等に足を運ぶことが難しい方にもオペラに気軽に触れていただける絶好の機会となり、とても幅広い世代の方たちにお楽しみいただけました。
例えば、小さなお子さま連れのお客様には、お子さまがぐずった際にも会場後方の他のお客様のご迷惑にならないエリアでご観劇を続行いただけた等、学校体育館での開催という特性を活かした公演とすることができました。
今後も、今回公演を実施した学校での公演を継続していきたいということと、他の小学校区域でも同様の活動を実施したいと考えております。
ぜひ、ご賛同くださる方のご協力をいただけましたらありがたく存じます。