「地域助け合い基金」助成先報告
【個人】 中垣英美
長野県松本市助成額
150,000円(2021/12/17)助成⾦の活⽤内容
子供たちとママの「居場所」事業に力を入れていきたいと思っています。長野県の松本市は、人口23万人都市、転勤族やIターンの方も多い土地柄、横の繋がりが希薄な場所であると認識しています。特に松本城から徒歩5分の当店においては街の中心地という事もあり、都会からの移住者が多く、車社会において足を持たず、孤独な子育てをしている方も多くいらっしゃいます。私は、各家庭での植木鉢化した子育てではなく、多くの大人の元で育てる大地のような子育てを理想と考えています。母親達が子育てから束の間でも開放されて息を抜ける時間を作る事。それが社会に対しての大きなリターンを生むと信じています。具体的には2021年7月に夜更かしナイトとして、子育て中の有志2名の友人と共に主催し、活動のお試し版を開催いたしました。夏休みの金曜夜、夕飯を共に作り食べ、子供たちはボードゲームやカードゲームをして遊んだり、その間に母親達が自主的に配膳や遊びに参加したり、ゆっくりとお話ししてお茶を飲んだり思い思いに過ごす事が出来ました。価値ある「居場所」の提供が出来た手ごたえを感じております。参加者からは「楽しかった。」「大人だけのゆっくり過ごす時間が出来た」「参加するだけでなく、もっと手伝いたい!」「お友達が出来て嬉しい」などの声が聞かれました。普段コロナ禍において窮屈な思いの多い日々を過ごしている子供達も開放的な大人の元で、のびのびと遊ぶ事が出来たと思います。異年齢との交流が出来ることで、普段母親から離れない小さな子供達も主体的に遊んでいる姿が印象的でした。今後は生活支援コーディネーターさんにお繋ぎいただくことで、民生委員さんと連携し、地域のお年寄り、小さな子のいるご家庭なども対象とした活動に範囲を広げる予定です。withコロナ、afterコロナにおいても継続的に活動を続けていくための支援をお願いいたします。
活動報告
実際に家庭や子供を持つ中での活動において、いつも自分の家庭を中心に捉えると思うように活動は進まなかったのが現状です。想いはあってもなかなか形に出来ない。そのもどかしさが苦しかったです。しかし、こちらの財団は迅速な審査と入金があったので、実際に一歩を踏み出す時にとてもありがたかったです。子供たちの居場所の為、形に残るボードゲームを購入できたことは今後の活動にも繋がりますので、大変ありがたかったです。
今後の展開
子供から大人まで、地域の方の拠り所になるといいなと思っています。一人一人の出来ることは小さいですが、共感する方と力を併せて活動を末永く続けていきたいです。