「地域助け合い基金」助成先報告
Kacco講演会事務局
新潟県新潟市江南区助成額
142,000円(2021/12/23)助成⾦の活⽤内容
引きこもり及び心の病の当事者、家族、医療関係者、福祉関係者等に躁鬱病、摂食障害、パニック障害と診断され二度の長期入院と五年間の引きこもり生活を経験した講師による講演会を通して現代社会で生きづらさを抱えている多くの方達に生きるパワーと生きるヒントを届けてきました。これからも社会参加のきっかけや生きづらさからの思考の転換、また、支える立場の方へは当事者への関わり方について大きなヒントとなる講演内容です。また、参加者を当事者の方に限定せず、どなたでも参加できることで、参加者からご要望のあった講演後のふれあいタイムではいろいろな立場の方がkaccoさんを囲んで様々な悩みや課題をざっくばらんに話し色々な気づきを共有できる時間であり、多くの参加者と交流し、おもいやりのある人間関係、お互いの存在を認め合える地域社旗の構築に取り組んでいきたいと思います。
活動報告
・様々な生きづらさを持った参加者が本公演を受講することにより自身の受け入れや思考の転換ができ多少なりとも生きづらさからの開放ができたようです。
・講演後の個別相談により自身の病や特性の受け入れ、家族関係の改善、他者への理解などの効果が認められました。
・LGBTや発達障害の方をはじめ多種多様な方々が話し合いに参加されたことにより今まで固執していたそれぞれの見方や考え方、及び他者の受け入れに幅が出たようです。
・コロナウイルス感染症への配慮、対策をおこなっていたが受講者はかなり少ない状況でした。そのため講師料も交通費等のお支払いもできない状況でしたが、後期よりこちらの助成金を活用させていただきPR活動や新たにコーディネーターさんや地域包括支援センターの方々とつながりを持つことができ感謝しております。
Kaccoさんからは会の趣旨に賛同いただき、このような状況の中でも講演会を開催していただきありがとうございますと感謝の言葉をいただき、来年度も無償でもかまわないので運営をしてほしいという言葉も頂き感謝の言葉をいただき、来年度も無償でもかまわないので運営をしてほしいという言葉もいただきました。来年度からも感染対策を行い、必要な方に届く活動を継続して行きたいと考えています。
今後の展開
昨今では新型コロナウイルスの影響によると思われる内容の相談が講師のKaccoさんの元へ個別相談という形で増えている現状があり、生きづらさを抱える方の数は昨年度に比べ急激に増している。講演会に以前参加された方からの相談も多い事から定期的に開催することで必要な方へ途絶えることなく届くように令和4年度はもっと多くの方に会について知ってもらい、会場に足を運んでいただきたいと考えています。
その為には、今までどおり2ヶ月に1度(2会場)の定期的な開催により、今すぐに講演会に参加できない状態の方でも自分の体調や心身の状態に合わせて来られる時に参加できるスタイルは崩さず、毎回好評である「ふれあいタイム」では支援側の立場の方も多いことから相談に対して多方面からサポートできてきているので今後も当事者のみならず、支援者側の方へのPR活動にも力を入れていきたいです。
会に参加した方々が、会の時間以外でも電話等でKaccoさんに個別相談をおこなっています。時間を問わずできる時には常に誠実に対応してくださっているKaccoさんはこれからもそのスタンスで多くの方の力になれることが自分の生きがいでもあると話し、より多くの方の力になれるようにこれからも取り組んでいきたいと言葉をもらっています。事務局としても同じ想いで取り組んでまいります。