「地域助け合い基金」助成先報告
一般社団法人 はっぴー福祉会
北海道当別町 ウェブサイト助成額
150,000円(2021/11/11)助成⾦の活⽤内容
【コロナ禍に対応した、冬期間の居場所・滞在の充実】
インクルーシブな居場所、0円カフェ活動拠点は北海道の豪雪地帯であるため、3密回避の換気に備えた冬期間の極寒対策が必要です。マイナス20度になる外気温、2mを超す雪であっても、室内はぽかぽかにし、あたたかくお迎えし、こどもたち、障がい児、高齢者の方、多世代が笑顔で過ごせる癒しの場でありたいと思っています。
助成金にて暖房に必須の灯油代と電気代、およびガス代(4か月分)として使用させていただきます。
障がい児や赤ちゃんが安心して使用できる、ホットカーペットやパネルヒーター、そして空気清浄機は電気使用です。暖房効率が良いファンヒーターや、重度障害児の失禁時のシャワールームの温水は灯油使用です。あたたいスープや飲み物はガスコンロ使用です。
コロナ感染対策のため、当団体ではアウトドアの居場所づくりに力を入れていました。しかし、冬期間は常時の室内使用が必要です。毎時換気のため窓を開放しますので、ぐっと室内の温度が下がります。虚弱な乳幼児、障がい児、高齢者の方にも安心してご利用いただきたいです。
活動報告
【コロナ渦に対応した、冬期間の居場所・滞在の充実】
地域共生社会の実現に向けての助け合いのボランテイア活動として「こどもSOSほっかいどう」を立ち上げ、インクルーシブ公園のほか、事情のある親子やお子さんの相談対応や宿泊受け入れの活動をしました。助成金にて暖房代のご支援を頂けたことで、経済的な心配をせずに、あたたかいおもてなしができるようになりました。
緊急事態宣言がやっと収束し、地域のおばあちゃんが一生懸命育てたお野菜の鍋や、近所の方からのおすそわけのもやしで作った肉モヤシ炒め、漁師のおじさまが、極寒の中釣ったお魚の差し入れ、大雪の除雪の助け、こどもたちが雪合戦をする土地の無償提供など、あたたかい応援がありました。SCの方からは、子育て支援資源の情報提供をいただきました。また、支援先のご紹介もいただいたことで、11月12日に33人、3月10日に15人の困難を抱えたこどもたちにプレゼントを届けるお力添えをいただけました。
活動の地は、マイナス20度になる外気温、2mを超す雪が積もっています。吹雪の日は、車の運転も危険なため、お迎えに伺うこともできなくなります。冬期間の運営が課題です。自然環境の厳しい場ではありますが、どんな事情があるこどもであっても笑顔で過ごせる癒しの場であるために、コロナ禍の中でも工夫して、前向きに取り組みを行っていきたいです。
今後の展開
こどもたちの笑顔ために、地域のみなさまのあたたかい応援を頂戴しながら、各機関と協働し、活動を重ねてまいります。
建物横にインクルーシブ公園がありますので、コロナの3密を心配しないで、自由に子どもたちは遊べます。こどもさんのことで悩んでいる、しんどい状況の親子さんをご存じの方がいましたら、赤い屋根の公園の場所、「こどもSOSほっかいどう」をお知らせ頂き、私どもをご活用いただけますと嬉しく思います。