「地域助け合い基金」助成先報告
楽しいは美味しい友の会
和歌山県海南市 ウェブサイト助成額
150,000円(2021/11/05)助成⾦の活⽤内容
月に1回のお弁当配布と、食材支援(フードパントリー)を実施していますが、コロナ禍で収入が減ったり、交流の場がなく孤立している世帯、ひとり親世帯の貧困が増えてきているように感じます。この助成金を活用して、少人数からでもいいので、集まって食事をする場所を再開し、困りごとなどを話し合える、「ホッとできる癒しの場」を提供したいと考えています。最近では全てのイベントが中止になっているので、子供たちが楽しめる企画も考えて、コロナ前のように、いろんな世代が交流できる居場所を提供したいです。そして、学校が休みの期間には学習支援も行い、遊びだけでなく学びの支援もしていきたいです。
活動報告
ただでさえ地域の繋がりが弱くなってきている時代でしたが、コロナ禍になって更に子育て世帯が孤立しやすい状況になってしまいました。
毎月子育て世帯へお弁当配布の活動をしていましたが、コロナ感染により隔離を余儀なくされた世帯は、買い物にも出れないし、体調が戻った子供たちは家の中から出られずストレスが溜まっているのでは?と思い、そういった世帯に「お弁当」や「食材」「飲料」等を配布することにしました。
コロナ世帯への支援ということで自分自身感染の不安もありましたが、携帯で連絡を取り合い、玄関先に置き配をして、接触することなくお渡しする工夫をしました。
隔離世帯には県からの支援物資もありましたが、「不安な時に誰かと繋がっているということは、とても心強いです」との声を頂きました。
近くに協力してくれる親族のない方々は、どこにも助けを求められないという現状がよくわかり、コロナに限らず、そういった世帯と今後も繋がりをもって、いつでも助けを求めてもらえるような関係性を築くことが大切であると再認識しました。
他には、子供たちが楽しめるイベントも減少していたことから、月に一度「駄菓子屋」も開催しました。
子供たちの買い物練習にもなると、親御さんにも喜んでいただけました。
子供たちは、友達同士でお菓子を選べるし、集まって遊べる!ということで、楽しみすぎて時間前から集合しだし、毎月50人ほどの子供たちが参加してくれました。
子供たちが集まってはしゃぐ、それを大人たちが見守る。そんな光景が今はとても珍しくなってきているので、近所の方も「子供たちの声が聞こえると元気をもらう」と喜んでくれています。
今後の展開
毎月、子育て世帯へお弁当を配布したり、駄菓子屋さんを開催し、地域の子育て世帯の憩いの場となるよう活動しています。
現在の子育てしている親たちは、金銭面はもちろんですが、共働きも多いことから、時間がなく心に余裕がありません。そんな子育てを頑張っている人たちに、少しでもゆっくりした時間を過ごしてもらいたいです。たかが月に一度のお弁当ですが、「その日は朝から晩ご飯のメニューを考えなくて済む」ということで、一日心が穏やかに過ごせるそうです。
その少しの時間のゆとりが、子供たちと向き合う時間にもなり、子供にとっても穏やかな時間が過ごせるのではないでしょうか?
お弁当配布以外でも、いろんな活動をしています。
地域の子供たちを見守ってくれる方、子育て世帯を少しでも助けてあげたいと思われる方のご協力をお待ちしております。
詳しい活動内容は、インスタグラム、フェイスブックにて「きうちこども食堂」を検索してみてください。
宜しくお願い致します。