「地域助け合い基金」助成先報告

 押立車返ささえあい協議会

東京都府中市 ウェブサイト
居場所見守り生活支援配食・会食その他

助成額

150,000円2021/10/25

助成⾦の活⽤内容

コロナ禍での活動を継続していく中で、子育て世帯、特にひとり親世帯の困窮を強く感じています。
就労形態の変化や時短などによって収入が減少し、食費が賄えない家庭も多くあります。また、生活様式の変化やコロナ感染への不安もあり精神的に不安定になっている保護者もいます。
そのような中で、食品の配達、宅配事業、地域でのお楽しみイベントの開催など、子育てひとり親世帯へのケアを最優先したいと考えています。
行政へ相談できない方やどこを頼っていいか分からない方の一時避難的な役割を担えるよう、食の支援から窓口を開き、フードパントリーや子どもイベントの際に、気軽にお話を伺えるような場を作ります。
また、子育て世帯の課題を地域の課題として、自治会や学校とも連携して支援していけるような体制を作ります。

活動報告

コロナの影響で家計収入が悪化したり、親子ともども友達との会話が減り孤立している家庭、特にひとり親家庭へ食品のお渡しというアプローチから近づくことが出来たのは大きいと感じています。
また共働き世帯といえども、ボーナスカットによるローン返済などに苦しんでいる状況を伺うことがあることが分かりました。
毎月のフードパントリーでは、配達の際に地域の民生児童委員の方も一緒に配達へ行っていただき、各家庭の状況等の聞き取りもしてくれました。
この活動から社会福祉協議会地域コーディネーターや民生児童委員へつなげる活動ができたことは地域の活動としては大きいと感じています。
毎月の活動準備に参加してくれるボランティアスタッフが、午前中の食品仕分けチームと午後の配達チームで定着してくれたことはありがたいことでした。
また、時期によっては地元農家さんからの野菜の無償提供もあり、野菜は購入しなくても良い時期があったのも非常に助かりました。
このように、フードパントリーを継続できたことにより、団体としての地域での認知度も上がり、今後の活動の糧となったことは間違いないと感じています。また団体のSNSページへのアクセスも確実に増えており、SNSでの告知にも反応が増えるようになりました。
食品受け取りに参加者した方の声として・・・
・毎月食品をいただけるのは大変助かります。
・お菓子もいただける(どうしてもお菓子を買い与えることが少なったため)のは子どもが喜びます。
・引っ越してきたばかりで相談相手が居なかったのでとても助かりました。
・いただくばかりではなく、お手伝いもしたいです。
 などの声をいただきました。助成金の採択、誠にありがとうございました。

今後の展開

押立車返ささえあい協議会は『地域の人を誰も取り残さない』をスローガンに活動しています。
コロナの影響もあり、各種活動が制限されている中、私たちは出来ることを積極的に行います。
地域福祉団体というと、どうしても高齢者を対象とした内容が多くなりがちですが、私たちは積極的に子育て世帯の応援を行います。
フードパントリーはもとより、小中学生への学習支援、お楽しみイベント(クリスマス会や地域ラリーなど)を開催しています。
ぜひ一緒に楽しい地域を作り、『誰も取り残さない活動』をしていきましょう。
なお、私たちの活動にご共感いただいた際には、食品や日用雑貨などのご寄付も受け付けております。
よろしくお願いいたします。

添付資料