「地域助け合い基金」助成先報告
居場所づくり実行委員会
岩手県軽米町助成額
150,000円(2021/11/09)助成⾦の活⽤内容
子どもから高齢者の誰もが自由に集い自由に過ごす、子どもたちは故郷の歴史を高齢者から受け継ぎ、お互いのできることを行い支えあえるような場。子どもから高齢者、障がい者などすべての人が気軽に集う町内のモデルとなる居場所の開所を目指します。
第1層協議体「かるまい結っこの会」が開催した地域の支えあい・助け合い勉強会、ニーズ把握等を通して、誰かと会いたい、話がしたい、自分たちも何かをしたいという気持ちを持っている町民が多くいることがわかりました。人と出会い、支えあいへ繋がっていく、助け合いのきっかけとなる場の立ち上げを目指し、実行委員会を結成しました。
目指す居場所開所に向け、地域住民、地域商店から協力金を募っていますが、経費や周知の財源確保が難しいという現状があり、今回助成金の申請に至りました。軽米町の居場所として地域みんなで作り上げていくため、活動の理解を深め協力者を増やし、長期的な居場所を実践していきます。
<活動内容>
(1)実施する地域・場所:軽米町蓮台野地区、南部電化センター所有の空き家1カ所。
(2)実施する体制(人数を含む):地域住民によるボランティア12名程度(1回の開催で2名程度)。
(3)実施方法:住民ボランティア(若い世代を含めて高齢者、障がい者等)を募り、空き家の掃除をして寄付を募り、テーブルや椅子などを置き、誰もが気軽に集える居場所をつくる。
(4)実施内容
①開催日時予定:毎週水・土曜日(週2回)午前10時~午後3時30分 ※11月3日(水)10時~開所式、11月6日(土)から運営開始
②参加人数予定:1日当たり5名程度、月40名程度(参加者は1日最大30名まで増やしたい)
③内容:参加者が自由に過ごす(会話、趣味、勉強、遊ぶ、読書、季節の行事など)
活動報告
子どもから高齢者までのすべての方が気軽に集える居場所トコトコかるまい広場(通称:トコかる)を町内中心部の空き家1カ所に立ち上げました。週2回(水・土曜)開催したところ、11月は利用者64名、12月は利用者が53名の高齢者や子どもが参加しました。11月3日に盛大に開所式を行い、町民に周知する機会があり、その後、個別で寄付金や協力金が集まっています。また、居場所の運営ボランティアに従事したいと希望する方もでてきました。現在は20名ほどの運営ボランティアがいます。開所までは週1回、開所後には月1~2回ほど、居場所づくり実行委員会を開催して資金繰りや運営方法などの話し合いをしています。居場所が出来たことで参加者同士の交流や実行委員会委員同士の交流が生まれて、「来年度は季節のイベントを行おう」「参加者からの声を聴いて午前10時~午後3時30分までの開所時間なのを夏季は夕方5時くらいまで開所する」などと話題や意見が出ました。その他にも「居場所が出来て、嬉しい」「毎週開所してほしい」などの意見も多く出ているため、今後は居場所の必要性を確認しながら要望に対応できるよう検討していきたいと思っています。
また、居場所を立ち上げたことにより、居場所を通じて幅広い世代の交流や町内の1人暮らし高齢者や障がい者、引きこもりの方など、住民同士の様々な助け合いにつながる拠点として目指していて必要性が高いと実感しています。今後は、助け合いの拠点を目指して活動を進めていきたいと考えています。
今後の展開
子どもから高齢者までのすべての方が気軽に集える居場所として、遊ぶ、読書、会話や勉強、趣味活動など活動メニューを設けないことをコンセプトとした自由に過ごせる居場所です。活動メニューを設けないため、何もしなくても良いです。ぜひ遊びに来てください。
居場所トコトコかるまい広場(通称:トコかる)は、より多くの方に利用していただきたいという思いから、利用料は無料としているが、長く継続していきたいため、大学生以上の利用者には協力金(100円~)のご協力をお願いしています。また、寄付金や寄付物品も随時受け付けています。