「地域助け合い基金」助成先報告
発達障害者地域自立支援の会 グローアップ
愛知県豊橋市助成額
150,000円(2021/09/17)助成⾦の活⽤内容
定期的活動の維持は、仲間の存在を認識し、自分一人で悩まなくても良いのだと理解したり、自分の存在を社会が必要としているのだと思える機会を提供することが出来ます。仲間と集い、同じ目的のために活動することの意味を理解し、自分の置かれている状況を把握することが出来ます。
自分から積極的に情報を取り込むことの苦手な人達にとって、社会性の獲得、自己認識の確立など継続的に勉強の場を提供する必要があると思います。また、経験値も大事で、経験していないことを知識として獲得することが苦手な人も多く、いろいろな経験の場も提供していきたいと思います。
また、社会的支援から漏れている方たちのへ支援は、同じ悩みを持っている者同士、発達障害を少しでも理解出来ていたり、支援の方法を知っている人との交流が、発達障害を抱える人にとって、自分から進んで意見を聞いたり、納得して活動ができると思います。
活動を継続することで、家族・扶養者などの負担を減らし、社会に対しも発達障害認識の啓発につなげることが出来る信じています。
活動報告
事務所維持に経費が掛かっていましたが、ご支援を受けることが出来、心配が軽減されました。ありがとうございました。ところが、残念なことに事故に遭い事務所を閉鎖することになってしまい、折角の本人の「居場所」を失い残念に思っています。
そこで、新たな居場所を作るため、本人活動を自分たちで積極的に話し合いながら決め活動しています。良い方に考えれば、本人達が金銭面で躊躇することが減り、本人の希望どおりの活動に取り組むことが出来たと思います。まだコロナの影響がありましたので中止になることも有りましたが、おおむね実施できたと思います。また、グループ相談会「おしゃべりの会」や、個別相談会「おしゃべりサロン」の開催も、日数は減ってしまいましたが、実施できました。
グループ相談会「おしゃべりの会」や個別相談会「おしゃべりサロン」の実施に当たり、広報パンフを各方面に配布したり、地域のネットワークを活用しています。今までは思うように配布できない状況にありましたが、少数でも配布出来、嬉しく思っています。その一方で、各市広報の協力が得られ無くなり開催の広報が出来ず、広く一般の方の目に触れる機会が減り、新たな相談者確保ができにくい現状です。会場が利用できないことも有り開催を減らさなければいけない状況です。でも、どうしたらよいのか解からない人が多いのも現実です。地域の中で支援する人も場所も有ることを、もっと知って欲しいです。一人で悩まずに誰かに相談して欲しいです。仲間をつくり、本人の「居場所」を見つけて欲しいと思います
コロナ禍で本人の居場所を失ったことや、外部者の支援を減らさなくてはいけなくなったことが残念です。
しかし、地域の福祉機関と連携するようになり、ボランティアのお申し出があったり、相談支援の連携をより一層とることができるようになったことは、ありがたいことと思います。
発達障害は、広く知られるようになりましたが、どのように理解し支援したら良いのかを、もっと正しく理解して欲しいと思っています。理解してくれる人が一人でもいることが、本人にとって暮らしやすいということを知って欲しいと思います。
グローアップは、本人活動を通じて、本人の「居場所」の提供を続けていきたいと思います。
仲間とかかわり、協力することを学んでいって欲しいと思います。仲間と意見を言い合うことで、社会の中でのかかわり方を理解し、良い方向に進んでくれればと思います。
今後の展開
発達障害は、言葉としては広く知られるようになりましたが、実際、どのように理解し支援したら良いのかを、もっと知って欲しいと思います。本人を理解してくれる人が一人でもいることが、本人にとって暮らしやすいということを知って欲しいと思います。
また、どうしたらよいのか解からない人が多いのも現実です。地域の中で支援する人も場所も有ることを、もっと知って欲しいです。一人で悩まずに誰かに相談して欲しいです。仲間をつくり、本人の「居場所」を見つけて欲しいと思います。
公共の支援体制も進んできましたが、広報が少ないので、支援を受ける側も支援する側も、どう連携を取れば良いのか分かりづらい面があります。任意団体や親の会の力も利用して、もっと支援の輪を広げて欲しいと思っています。
私たちグローアップは、本人活動を通じて、本人の「居場所」の提供を続けていきたいと思います。
活動写真
顔認識ができるので、一般公開・掲載は望みません。