「地域助け合い基金」助成先報告
NPO法人 あおいはる
埼玉県吉川市 ウェブサイト助成額
150,000円(2021/10/05)助成⾦の活⽤内容
今回助成金を活用して、いままで取り組んできた畑(のら仕事)の活動を大きくしたいと考えています。その中心にあるのは、「オリーブ」の定植です。近隣ではオリーブの植樹をしている場所は少なく、障がいのある方の仕事としてオリーブの管理と収穫は適材であること、また、地域のつながりとして、オリーブの木を通して一緒に管理、収穫をすることで、地域の人と関わる機会が増えることになります。そしてこの取り組みは、発足してから継続して取り組んでいる、あおいはるオリジナルの、「地参地生~ちさんちしょう~」(地域の活動に参加して地域の中で生きる)の実践となる活動です。
活動報告
障がいのある人が働くことを地域の人に見てもらいたい。それが私たちが大切にしているオリジナルのキーワード地参地生(ちさんちしょう)=地域に参加して地域で生きるの実践として、地域助け合い基金を使わせていただきました。地域課題でもあった耕作放棄地の再生を障がいのある人たちが取り組む。そして、地域課題に一緒に取り組んでもらえるボランティア(のら人)が、集まることで障がい者の活動の枠を超えて共に地域課題を解決する力となりました。
具体的には障がいのある人が、月、火、木、金、土の曜日を畑の活動として働き。のら人は火、木の午前中に草むしり(テデトール)を中心に行ってもらいました。毎回平均して2から3名来てくださり現在も継続して取り組んでもらっています。約15人くらいの人がのら人として参加してくれています。
地域の人が見てくれる畑を目指すこと。障がいのある人が安全に働くことができる。を意識するために、畑と公道のスペースを大きめに取り、そこにかわいい棚を作りました。また、地域の人が見てくれるようにと手作りの花壇とお花を植えて地域の安らげる場所として意識しました。
今は、地域の人も声をかけてもらえることが多くなり、活気ある場所になり始めています。
今後の展開
このような場所は、私たちの地域に限ったことではないと思います。耕作放棄の農地の問題、障がいのある人の働く場所の問題。この2つの地域の理解と協力で解決できると思います。
私たちはこれからも出来る範囲で活動拠点を増やしていきたいと考えています。その中で、新たな障がいのある人や地域の協力者(のら人)が出会える場所がたくさんできてたくさんの笑顔がそこに花を咲かせるそのような地域に変える。そのような目標をもって歩み続けていきたいと思います