「地域助け合い基金」助成先報告

 オズの会

島根県安来市 ウェブサイト
居場所生活支援

助成額

150,000円2021/10/04

助成⾦の活⽤内容

高齢化が進んでも、住み慣れた地域でつながりを持ち生き生きと暮らすことができる社会の再構築を目的としている。助けてもらうだけでなく、自分も役割を果たすことができるような双方向の活動を目指しているが、体操教室の参加者からフラワーアレンジの講師の申し出があるなどの成果も得ている。体操教室の頻度を増やし、個々の筋力の差に対応するための個別指導の体操指導を新設するなど、参加者のニーズに合わせて活動を変化させている。交流センター、生活支援協議体が実施する高齢者サロンとの情報交換も行い、お互いの活動の講師派遣やお互いの活動の参加者が増えるようにしている。コロナワクチンの医療講座で安心なワクチン接種につなげることができたが、今後も適宜医療講座や介護講座を行っていく。ミニコンサートでコロナ禍の地域の活性化に一定の役割を果たすことができたが、そのような活動も継続していく。教室の講師、作業の担当者にとっては、他人の役に立つことが生きがいになっている。作業依頼、教室参加者が増えており、必要物品の補充が必要となっている。

活動報告

地域に住む主に70歳以上の高齢者を対象に、各種教室、医療講座、ミニコンサートなどを行っています。
2021年度の活動は別紙表1のとおりです。体操教室の参加者の中で生花の師範の資格を持つ女性が生花の講師を務め、銭太鼓の指導資格を持つ女性が、2022年4月から銭太鼓を取り入れたエクササイズの講師を始めました。現役時代、社内報に4コマ漫画を描いていた男性が2022年3月から塗り絵の指導を始め、折紙の得意な女性が折り紙教室を行っています。また、2021年夏からは、野菜を作っている女性が、体操教室の後に野菜を販売するなども始まりました。手芸の得意な女性が手作り作品を販売され、その利益を会の資金に提供いただくなどしましたが、そのことがその女性にとっては生きがいだそうです。教室参加者から、扉が開きにくい、不用品の片づけが一人ではできない、家具の位置を変えてほしいなどの困りごとを相談され、会メンバーが応じています。2021年度の生活支援の実績は表2の通りです。
独居の女性は、会の体操教室にきて肩こりが治った、皆としゃべることが気晴らしになると喜んでおられ、新たな友達もできたそうです。認知症で家の片づけができなくなっている高齢者の家の周囲の草刈りを誰に依頼したらよいか困っていたケアマネージャーからは、大変感謝されています。
私たちの会は、高齢化が進んでも、住み慣れた地域でつながりを持ち生き生きと暮らすことができる社会、助けてもらうだけでなく、自分も役割を果たすことができるような双方向の活動を目指していますが、会の目的に沿った活動が少しずつできていると実感しています。2022年2月からは、近くのお寺の駐車場を無償で使用させていただく許可を得ました。住職さんに来てお話をしていただく、お寺の本堂を会場にしたミニコンサートを開くなど、地域とのつながりも広がりつつあります。

今後の展開

私たちボランティア団体オズの会の目標は、皆がいつまでも生きがいを持って生きる共助の社会の構築です。
コロナで皆の交流の機会も奪われがちですが、感染対策に気を付けながら、色々の教室が増えてきました。近くのお寺さんには、駐車場を無償で使用する許可を頂き、本堂をコンサート会場に使わせていただく、住職さんにお越しいただいてお話をして頂くなど、地域とのつながりが徐々に広がってきています。今後も益々、地域の皆さんとのつながりを広げながら、活動していきたいと思います。
今後の夢は、教室参加者が作った野菜を使った料理教室、ランチなどを展開していけたらと思っております。
皆さんの参加をお待ちしています。こんなことできるよ、こんなことしたいという企画をどんどんお持ち込みください。皆で楽しい活動にしていきましょう。

添付資料