「地域助け合い基金」助成先報告
つくばピースフルフェスティバル実行委員会
茨城県つくば市助成額
150,000円(2021/09/10)助成⾦の活⽤内容
小田城跡では、以前より小田城跡どんど焼きや小田城冬の陣などの地域とのつながりを目的としたイベントが開催されてきました。
これまで以上に地域とのつながりを深めるため、ヨガを通しての健康面から、またJAZZを通しての精神面からのアプローチで、地域の人々を含めた多くの人々を元気づけるイベントとして開催します。
お年寄りから子供までが参加できる体験ヨガ教室では、コロナ禍で家にいる時間が増えてしまった方々の健康増進を図り、飛び入り参加自由のジャムセッションでは生の演奏にふれることで、豊かな気持ちと安心を得られることを目的としています。
今回の計画では、小田城跡が地域に開かれた場所であることと、このイベントがだれでも気軽に参加できる行事であることに注力します。
今後毎年開催する計画です。この基金は特に立ち上げ経費と衛生面に配慮した環境を整えることに活用します。
活動報告
この助成金を活用して行うことを計画した「つくばピースフルフェスティバル」は、2021年10月9日(土)に開催する予定でした。しかし、開催の準備を本格化した2021年5月ごろから、コロナウイルス感染が拡大し、非常事態宣言が発出される状況を鑑み、翌年2022年に延期することを決めました。
2022年になり、ワクチン接種がある程度行き渡り、感染もある程度抑えられたと考えられた10月29日に少し規模を縮小して、「つくばピースフルフェスティバル」を開催しました。会場は参加人数を制限して行い、感染対策が十分とれるとの思いから、小田城跡からつくば市旧小田小学校を会場としました。
校舎の屋上にて、つくば市内で活躍されているヨガインストラクターによる体験ヨガには延100名を超す方々、また日本全国を回りヨガの普及をされている西川順喜さんによる無料ヨガには50名を超す方々がヨガを楽しみました。
「つくばピースフルフェスティバル」の目的は、自分の心の中の平和を取り戻すことです。コロナ禍の状況で安心して参加していただける不安な状況で、どこまで参加者募集の告知をしてよいか、実行委員会で何度も議論を重ね、人数制限をして外でヨガを行うことにしました。
当日は天候に恵まれ屋上からは宝篋山や筑波山を望むことができ、絶好の条件の中でヨガを行いました。
また、雨天の場合にと、屋内教室も会場に用意していました。来年の開催にも天候も考え、屋上、屋内教室の両方を準備する必要があると思っています。
参加者の多くは車で来場しました。会場周辺には駐車場が少なく、駐車場の確保が課題です。また会場周辺は細い道が多く、地域住民の安全確保に注意する必要がありました。年々開催して参加者が多くなると、交通アクセスがより重要になると考えます。つくば駅からのシャトルバスの運行やつくバスの増便など公共交通利用ができるよう関係機関と協議を進めたいと考えています。
今回は、親子ヨガを屋内で行いました。地域の方々が親子で参加していただきました。また現在筑波大学が行っているウクライナからの留学生を受け入れるプロジェクトで来日している留学生6名の参加もあり、国籍を超えそれぞれの心の中の平和を取り戻し、ともに助け合い、お互いの存在を尊重しあえるイベントになったと思います。今後はお年寄り向けのヨガなどのプログラムを追加し、子供からお年寄りまで世代を超えたイベントになるよう努めます。
つくば市内で活躍されているヨガインストラクターの方々の協力がなければ、このイベントは成り立ちませんでした。今後もインストラクターの方々と連携を取り、各スタジオとともにこのイベントを育てて行きたいと考えています。
今後の展開
ヨガとJAZZを通じて、「それぞれの心の中の平和を取り戻す」という思いを込めて活動しています。
また、ここに住む人々が楽しく、より豊かに暮らすための手助けをしたという思いが目的です。今こそ身近なところの平和が大切だと考えています。
「つくばピースフルフェスティバル」を毎年開催することで、愛着がある誇れるつくばのための、小さく微力だが永く続く力になりたいと思います。