「地域助け合い基金」助成先報告

一般社団法人 神戸健康大学

兵庫県神戸市中央区 ウェブサイト
その他

助成額

150,000円2021/12/13

助成⾦の活⽤内容

第24回健康寿命延伸セミナー(テーマ・コロナ対策および認知症)の開催と認知機能のチェック体験会の実施
●実施日時 令和4年2月26日(土) 13:30~17:00
●対象 神戸市を中心とした周辺地域の一般の方(特に高齢者)および医療従事者の方
●内容 今回はコロナ禍における感染対策について、および認知症に関する正しい知識の習得と参加高齢者を対象に、認知機能のチェックとトレーニングの実体験会を実施する。使用するシステムは、協賛企業の㈱トータルブレインケアが提供する「CogEvoコグエボ」というシステムです。
●目的 老人クラブや介護施設など高齢の方の集客を行い、今回は特に正しい認知症の知識を習得し、自身の認知機能のチェックを行うことで、日常生活において注意すべきことを認識して頂く。
なおこの認知機能のチェック、トレーニングは継続して実施でき経過を観察できるものです。

活動報告

第24回健康寿命延伸セミナーの開催
2月26日(土)13:30~16:30 神戸市労働会館において予定通り実施した。(案内チラシ添付)
今回は神戸大学医学部感染症内科准教授 大路剛先生より今最も関心のあるコロナ禍での感染対策について、実際に取り組まれているご専門の立場から、非常にわかり易く世界の国々との比較など交え興味ある講演で参会者の皆様にも大変好評であった。
次に本法人理事長の岡田昌義先生より、老化は脚からといわれておりますが、歩行に支障をきたす要因にはどのようなものがあるか?その要因や症状、その対策などについてご専門の血管外科の立場からわかり易く解説頂き参会者の皆様にご理解いただき、今後の脚のケアに役立つものと思われます。
最後の講演として、一般社団法人生活習慣見える化協会の主任研究員 羽根地伸夫氏より、社会問題化している認知症を予防するためにはどのような日常生活を送れば良いのか、そのためには生活習慣病の予防についての正しい知識を身に着けることが重要である事の具体例をもっての解説がわかり易く今後の日常生活を送るうえで非常に参考になるものであった。
次に羽根地氏および同協会の方々より、講演会参加者を対象に認知機能測定の体験会を実施した。
測定ツールをインストールしたパソコンを使用し、5つの認知機能(記憶力、注意力、見当識、空間認識力、計画力)を夫々の機能に合わせたゲームを行いどの程度の認知機能かが数値化される。数値化された5つの機能のバランスによって、どの機能が低いか判定でき日常生活での注意点が判断できる。
体験された方々は、どの様な認知機能に問題があるのか知ることが出来、非常に好評であった。
参加者の皆様に、岡田理事長が執筆された「これから増加する認知症はどのように進展していくのでしょうか」という解説文を配布しております。

今後の展開

当法人の主要事業である健康寿命延伸セミナーを継続して開催することが最大の目標である。
その為には専門の医師や医療者による疾病やその予防法についての正しい知識の提供を常に心がけております。また、関心のあるテーマ(認知症、癌、血管の疾病等)の選定が重要です。これには統合医療的なアプローチも重要と考えております。例えばヨガや音楽療法などで過去にも実績があり参加者の体験も実施しやすく好評です。
今後の問題点としては、当法人は神戸市を中心とした周辺地域を対象に活動しておりますが、この様なセミナーをどのような人たちが望んでいるかを知る事と、集客をどのようにするか、と考えております。
やはり対象としては高齢者という事になると思いますが、幸い今回の申請を機に神戸市中央区社会福祉協議会の生活支援コーディネーターの松田様のご支援を検討して頂ける事となり、特に高齢者の集客や体験会への集客にご協力いただけるものと期待しております。

添付資料