「地域助け合い基金」助成先報告
上水南町自治会連合会
東京都小平市 ウェブサイト助成額
150,000円(2021/08/04)助成⾦の活⽤内容
当、上水南町自治会連合会(以下連合)は、大規模災害において「誰一人取り残すことなく」を理念として掲げている。それ故、災害者支援を重点目標とする。避難行動要支援者のため小平市と協定を結ぶ。
そのために、継続的訓練が必要である。住民の参加意識を高め、どのように行動し、何が必要かを見定めていかなければならない。弱者支援のための必要用具(車椅子、高齢者介護セット等)を準備したい。
活動報告
8月29日
午前…上水中学校校庭にて、コロナ禍における防災訓練(コロナ禍の為、参加者を最小限に59名参加)総合受付訓練実施。参加者を、A一般者、B発熱者、C濃厚接触者、D自宅待機者の4区分し、健康確認チェックシート、避難者健康チェックシート、避難者カードの記入をお願いした。
改善点…会場案内文字が小さい。検温に手間取る。自分の自治会名がわからない。役員の役割認識不足。導線が必要。しかし筆記用具は喜ばれた。
午後…弱者体験(車椅子、高齢者疑似体験セット)
車椅子は利用者、介助者の呼吸をあわせ互いに声を掛け合う。利用者目線を常に考える。段差のある場所、未歩道での介助。階段昇降は一台に4人必要、本番で人員確保ができるか課題残す。
高齢者疑似体験は、一定の重りを両手、両足につけ、視野眼鏡をつけて、2L2本入りのペットボトルを持ち、階段昇降及び会場回遊を行う。階段等が危険で要注意
弱者体験は、参加者全員交代で体験、体の自由が利かなく大変であった。
家族及び信頼できる人が介助する事が望ましい。不安を与えることが一番恐怖を感じさせる。
今後も弱者体験を重ね、要支援者に対して何が必要なのか考える良い機会になった。
今後の展開
当、自治会連合会地域も高齢化がすすんでいる。10自治会で構成されているが、当番役員制が多いため、自治会離れを加速させている。制度の検討が必要。例として、直接の連合加入、役員なしの方向等で会員増施策を進める。
「自治会に入ろう」のチラシ作成、連合広報誌発行、連合HPの開設活用等「誰一人取り残すことなく」を理念に「安全・安心な住みよい町づくり」を目指したい。