「地域助け合い基金」助成先報告

 みみっとの会

岡山県笠岡市 ウェブサイト
居場所生活支援配食・会食

助成額

150,000円2021/08/24

助成⾦の活⽤内容

コミュニケーション手話教室 孤立しやすい聴覚障がい児・者、その家族、一人暮らしの高齢聴覚障がい者、手話を知らない高齢ろう者等、地域によって手話の違いなどを学び、聴覚障がい者に理解を広めていくことを目的に行う。

活動報告

昨年度より新型コロナ禍の緊急事態宣言などで活動を控えることが多くなり、情報が入りにくい為に引きこもりがちになっている一人暮らしの聴覚障がい者は孤立気味になっています。手話を学ぶことで一人ではない仲間がいることで励まし、助け合いの精神もうまれ、福祉向上につながると思い、この度のコミュニケーション手話教室を企画し応募しました。
講師のK君は聴覚障がい者で、ハンディを持ちながら健聴者に交じって社会人として働いています。
幼児からの補聴器装用の訓練を受けて、普通幼稚園、小、中、高校に進学して設計士として就職し、会社が倒産して、就職活動を行なう中で、電話が使えないので断られた経験や、現在の仕事にたどり着くまでの体験談、発音がよくなるように山で1人で発声練習をしたことなど、母親に感謝していることも話されました。
初めて参加をした人の中には、聴覚障がい者の体験談を身近に聞いて聴覚障がい者の日常の苦労を知らなかった。前向きに頑張っている彼に感動したという意見や手話は難しいけれど聴覚障がい者の為にも学んでいきたいという意見もありました。

今後の展開

昨年度より新型コロナ禍の緊急事態宣言などで活動を控えることが多くなり、情報が入りにくい為に引きこもりがちになっている1人暮らしの聴覚障がい者は孤立気味になっています。手話を学ぶ事で1人ではない仲間がいることで励まし、助け合いの精神もうまれ、協力し合い活動を継続することができます。情報が入りにくい為に孤立しやすい障がい児・者は体験を重ねながら1つ1つの言葉を獲得し、1人ではない、仲間がいることで助け合いの心を育むことができます。これからも孤立防止、情報提供、協力しながら助け合いの活動を行なっていきたいと思います。

添付資料