「地域助け合い基金」助成先報告
NPO法人 コミュニティかりば
兵庫県神戸市西区 ウェブサイト助成額
150,000円(2021/07/09)助成⾦の活⽤内容
【目的】 地域の居場所としての「コミュニティかりば(たまり場・だべり場・いこいの場)」は、新型コロナ感染拡大により一時閉鎖を余儀なくされたが、しっかりした感染対策を行い、「安心して利用してもらえる居場所」を作りたい。
【方法】 地域の医療関係者の協力を得て、お茶テーブルへの飛沫防護アクリル板設置、室内換気のためのサーキュレーター(補助的に、空気清浄器・加湿器の設置)、イベント開催時の非接触型体温計・フェイスシールドなどの取得、及び毎日朝と昼にテーブルや椅子などを消毒液や除菌ティッシュで清拭する感染対策を施し、「新方式」として利用者の皆様にご理解をいただく。
【期待と結果】新型コロナ対策で閉鎖する前は、セルフ喫茶を楽しみながらおしゃべりに来る人たち、フリマボックスの出店者・購買者、健康ひろばで身体を動かし休憩し交流する人たちなど日平均35人・年間13,000人に訪問していただける居場所だった。現在、上記の対策をとることにより地域のみなさまに喜ばれ安心してご利用いただき、緊急事態宣言期間中以外はほぼ回復してきている。
活動報告
「NPO法人コミュニティかりば」が運営する地域の居場所としての「コミュニティかりば(たまり場・だべり場・いこいの場)」は、新型コロナ感染拡大により一時閉鎖を余儀なくされました。居場所を再開するためには、先ずしっかりした感染対策を行い「安心して利用してもらえる居場所」にすることが先決と考え、「認定NPO法人コミュニティ・サポートセンター神戸」主催の「With コロナ時代における感染症勉強会」に参加し、「通いの場×新型コロナウイルス対策ガイド」(東京都健康長寿医療センター)及び「外食業の事業継続のためのガイドライン」(全国生活衛生同業組合中央会)に学び対策を練りました。
そして、地域の医療関係者の協力も得て、お茶テーブルへの飛沫防護アクリル板設置、室内換気のためのサーキュレーター(補助的に、空気清浄器・加湿器の設置)、イベント開催時の非接触型体温計・フェイスシールドなどの取得、及び毎日朝と昼にテーブルや椅子などを消毒液や除菌ティッシュで清拭する感染対策を施し、利用者の皆様にご理解をいただきました。
再開時には、最初は一人二人、恐るおそる、という感じでしたが、アクリル板が設置されソーシャルディスタンスも確保された席でゆっくりとセルフ喫茶を楽しみながら談笑し「今日初めて人としゃべるわ」との言葉には苦労が報われた気がしました。
今は「まん延防止等重点措置」がまた適用されていますが、もう怖くありません。スタッフの努力で、利用者の皆様の触れるものは毎日朝と昼にアルコールティッシュで除菌し、毎正時には5分間全面換気をします。利用者の皆様には入り口で手指消毒とマスク着用のお願い、混みあう際には入場制限をさせていただくなど、しっかりとした感染対策により安心してご利用いただいています。
その結果「コミュニティかりば」訪問者はコロナ前と遜色のない月1,000人、セルフ喫茶も前よりも多い月150杯ほどとなり、フリマボックス事業は手作りマスクの大ヒットもありこれまで以上に売り上げが伸び、毎週火曜と木曜(月7~8回)朝に行う健康ひろば(健康太極拳・健康ストレッチ)事業も新たな企画として「体力測定会」(毎年春秋の定期開催)を医療生協さんとの共同で始めることができました。
今後の展開
「NPO法人コミュニティかりば」は、これまで7年間「いつまでも安心して住み続けられる地域づくり」をミッションとして、地域コミュニティのニーズや課題を、地域の人材やノウハウ、施設などの地域資源を活かしながら「ビジネス」の手法で取り組む「コミュニティビジネス」を実践してきました。このような「NPO法人」としての立場は、商業事業者と自治会や地域福祉協議会などの任意団体が行う事業のすき間を埋めるものとなり、困ったときには「支えあい・助けあい」で乗り超えるものとなりました。
今回、未知で未曽有の「新型コロナ感染症」という「災害」への対応がスタッフ全員のチームワークで対応できていることは、当NPOにとっては「何があっても乗り越えられる」という、またとない体験となり自信となったことは大きな財産です。
地域の皆様に支えられながら、狩場台・糀台の地域に役立つ事業を、この地域が存続する限り永続的に活動し続けられるように当NPOの体制を整えたく思っているところです。地域の皆様には、当NPOにご要望等をお寄せいただくとともに各種事業にご参加いただけたら幸いに存じます。また、地域の方々で条件のある方には「当法人の事業に賛助いただく」賛助会員、「当法人の目的に賛同し活動に参加いただく」ボランティア会員・正会員などへの参加をいただけたら至高の喜びです。
今後とも当NPOの活動目的である「安心して住み続けられる地域づくり」に向け、BMW(Bボチボチゆっくり確実に、Mみんなで力を合わせて、Wわくわくと楽しんで)で取り組んでいきたく思います。