「地域助け合い基金」助成先報告
NPO法人 アートステージ空知
北海道滝川市助成額
150,000円(2021/07/06)助成⾦の活⽤内容
今迄の舞台・ワークショップは「待つ」をテーマに事業を展開しましたが、2021年からは共生の舞台創りを目指します。障がい者の精神及び身体的な能力を可能な最大限まで発展させ、自由な社会に効果的に参加する事を可能にする目的で、障がいのある者とない者の学ぶ仕組み(インクルーシブ教育)造りを北海道初の実践モデルケースになればと思い取り組みます。具体的には和太鼓奏者しんたさんを招聘し、障がい者と地元太鼓集団と一緒にしんたさんから提供された新曲を、ワークショップを受け、舞台発表公演をします。支援ボランティアの後方支援でなく、一緒にワークショップを受けることによるいろいろな出来事、様々な葛藤をお互いに理解し合いながら信頼関係を結び、自然体で社会生活が送れる環境づくりが目標です。この公演が地域に広がる事を祈ってます。
活動報告
・和太鼓奏者しんたwith音鼓衆2~3名が直接ワークショップの会場に出向き、太鼓集団夢ファミリー「ふれ愛」、ほほえみ工房、雨竜高等養護学校等太鼓サークルを訪問し太鼓ワークショップを実施、太鼓の基本の打ち方、公演の為の新曲のワークショップ等休憩を挟みながら指導、それぞれのサークルの「和」を重視しながら、また支援スタッフもワークショップに一緒に加わり練習を繰り返しました。
・参加者から、掛け声又は笑顔が絶えませんでした。終了後、何か質問はと語るなど和やかなひと時でした。
・ワークショップ 太鼓集団夢ファミリー「ふれ愛」、ほほえみ工房「ほほえみ太鼓」、雨竜高等養護学校「太鼓クラブ」で12日間15回実施(詳細別紙添付)
今後の展開
太鼓サークルと支援スタッフとの合同ワークショップは、最初はちょっと困難だと、障がい者は一歩下がる感じでしたけれどワークショップが始まると何とかやれる雰囲気になり、笑顔にもなり、お互いに教えあう姿も見受けられ太鼓を通した交流は大成功でした。見守る父兄、先生方にもさわやかな影響を与えたと思います。校長先生も見学に来られ笑顔とさわやかな表情でした。コロナ禍の中で障がい者が引きこもりがちの中、ワークショップを開催されたこと、障がい者・支援スタッフ・見学者とも安どの気持ち、太鼓の持つ力に感銘をうけた公演でした。地域への影響は公演当日に多くの町民・市民が多数参加した事で証明されています。また、障がい者団体3団体、支援スタッフも2団体が参加され、総勢166名が舞台に上がりました。