「地域助け合い基金」助成先報告
むかわのこども食堂
北海道むかわ町助成額
150,000円(2021/06/25)助成⾦の活⽤内容
「こども食堂」を毎月開催。
食事の提供や食品、生活必需品の無料配布だけではなく、お祭りや学校行事の中止により、さみしい想いをしている子供たちの心のケアになるようなプログラムを用意します。
コロナ禍の状況により、配布活動を中心に行ったり、交流をもてるプログラムを行ったりと、毎月柔軟に対応しながら、子育て世代の孤立の解消を目指します。
地域の子育て世代を中心にボランティアをお願いし、一緒に調理をしたり、ヨーヨーすくいの準備をしたり、子供達の対応をする事により、保護者同士が顔を合わせる機会を作り、繋がりを持てる場を作ります。子供だけでも参加可能にして、地域で子育てをする文化を育みます。
子育て世代だけではなく、地域の高齢者などに幅広く周知活動を行い、世代を超えた交流をもてる機会を作ります。
活動報告
コロナ禍でお祭りやイベントが中止になり、さみしい想いをしていた子ども達のために、商店街の一角を借りて、6月27日と7月25日の2日間、テントを張り縁日企画を行った。
6月のイベントでは、ジュースや食料品の他、風船を配付。
子ども達が風船を持って走り回り、商店街に久しぶり子ども達の笑い声が響いた。
また近所の方も手伝いにきてくれ、高齢者と子ども達の触れ合える貴重な機会となった。
7月のイベントでは、千本引き、ヨーヨーすくい、スーパーボールすくいなどを行った。
小さな子ども達が浴衣姿で参加してくれた。
「親せきから、子ども用の浴衣を譲りうけたが着せる機会がなく、来年には小さくなってしまうので、残念に思っていた。今回の縁日が無ければ、お祭りで着た写真を残すこともできなかった。」
と保護者から感謝の言葉をいただいた。
またこの時は地元の野菜などを販売する直売所の前を借りて行ったことから、こども食堂の事を知らない地域のかたにも立ち寄っていただき、このような活動が地元にあることを喜ばしく思うと声をかけてもらえた。
12月26日クリスマス会を行った。
メインイベントはくじ引き。
駅構内のコミュニティカフェを使い行った。
普段は数時間に1本しか列車が来ないので、さみしい駅に多くの家族連れが訪れた。
当日は駐車場が満車になるほどの利用者で、この時にはじめてこども食堂を利用したという家庭も多かった。
冬休みにどこかに連れて行きたいけど、各地のイベントが中止になっていたので、「地元でこんなに楽しめる機会を作っていただき、とても嬉しい」との声をいただいた。
今後の展開
私たちのこども食堂では、「毎月開催する」「こども無料・大人は投げ銭」のルールのもとに様々な企画を行ってきました。
今後もこの方針は変えずに感染症の状況や地域のニーズに合わせて、子ども達に喜んでいただける施策を行っていきます。
中には「フリマをやりたい」「漫画を置いてほしい」と利用者さんから声をかけていただき、実現した企画もあります。
全てのご要望にお応えできるわけではありませんが、ご意見大歓迎です。
また私たちはスタッフと利用者さんの垣根が無い環境作りに努めています。
ボランティアの手が足りない時は遠慮なく、利用者さんにお手伝いをお願いしています。
時には子ども達にスタッフをやってもらうこともあります。
「こども食堂を利用しよう」というよりは「むかわのこども食堂の仲間になろう」という気持ちで参加してくれると嬉しいです。
もちろん、子どもが居なくても歓迎です。
まずは一度、遊びにきてください。