「地域助け合い基金」助成先報告
一般社団法人 おきなわジュニア科学クラブ
沖縄県沖縄市 ウェブサイト助成額
150,000円(2021/06/08)最終助成額
57,277円(2022/04/11)(一部返金:92,723円)
助成⾦の活⽤内容
活動名:お米や缶詰などのまとまった食材や、弁当を自宅に届ける、「配食 美らおうえん便」
活動目的:コロナ禍において地域の困窮高齢者・障がい者、ひきこもり等の孤立を防ぎ、専門職と地域資源が連携し、制度の狭間にある層を支援する地域包括ケアの継続した見守りの仕組みを作る。高齢者は確実な食支援を通して、健康状態を維持し、在宅で過ごすことができることも目的としている。
対象:様々な事情から、公的な配食サービスを受けられない、制度の狭間にある層。
活動内容:対象者のニーズに合わせて、週1回~2週間に1回、月1回、月2回配布する。配食内容の種類は3形態とする。
方法:地域の困窮高齢者、障がい者、引きこもり、8050問題の課題を抱える層のニーズの掘り起こしと繋ぎには、障がい者相談事業所の計画相談員、地域型地域包括支援センターケアプラン作成者、居宅事業所ケアマネと連携する。該当者を選定してもらい、申込時のヒアリングをしてもらい、弊所はリスク管理についてのアドバイスをもらう。その後、弊所担当者が同行面談し、配食支援を行う。今後は、計画相談員、民生委員による配布も協議、検討していく。
専門支援機関に繋がっていない層の掘り起こしについては、この活動を進めながら、地域の支援団体、民生委員、自治会にも再度周知し、地域でのアンテナを創っていく。
活動報告
活動目的:コロナ禍において地域の困窮高齢者・障がい者、ひきこもりの方々に確実に食事を届けること、孤立を防ぐことを目的に、専門職と連携し、制度の狭間にある層を支援。
対象:様々な事情から、公的な配食サービスを受けられない、制度の狭間にある層。
活動内容:対象者のニーズに合わせて、週1回~2週間に1回、月1回、月2回配布した。配食内容の種類は3形態とした。
方法:配食時の訪問見守りは、福祉職の経験者が実施した。地域の困窮高齢者、障がい者、引きこもり、8050問題の課題を抱える層のニーズの掘り起こしと繋ぎには、障がい者相談支援事業所の計画相談員、地域型地域包括支援センターケアプラン作成者、居宅介護事業所ケアマネと連携した。支援機関からつながった方々の一部は弊所担当者が直接お届けし、訪問時の観察に注意し、小さな変化でも報告するなどした。精神障がいの分野では、計画相談員が支援強化を図るため、食材の依頼を受けた時、提供するなど柔軟に対応した。
協力者:沖縄市地域包括支援センター北部、中部、障がい者相談支援事業所(委託)オハナ、支援おきなわ、あらかき、ナイス、居宅介護事業所緑樹苑 介護支援専門員、小規模多機能型居宅介護 相談員
・沖縄市介護保険課から声掛けがあり、この活動が「高齢者の暮らしに役立つ地域資源情報集」冊子とHP)に掲載された。 https://www.city.okinawa.okinawa.jp/k020-005/kenkou/koureisha/kaigohoken/seidonitsuite/39369.html
※コロナ禍で予定していた活動ができず助成金を一部返金。
今後の展開
今回、助成をいただいたことで、地域福祉連携における食支援と、孤立予防の見守り方法の在り方を実証することができ、また、行政機関、福祉専門職との連携が進みました。コロナ禍に突入し、地域課題が見えにくい状況でしたが、専門職からもニーズが高く、協力を得られたことから、地域の課題を共有し、解決を探るノウハウも積み上げられました。また、専門職の方々からも、活用したことにより、利用者とコミュニケーションが取りやすくなり、支援強化が図れているとの評価もいただいています。
確実に支援が必要な方々に届く仕組みを地域のボランティアの方々にも共有でき、実践が可能だと考えています。
今後、マニュアルを作成し、専門職とボランティアの役割を明確にし、ボランティアへの定期的、具体的なヒアリングと勉強会を行うことにより、地域資源と専門職との連携による継続的な地域包括的支援活動が可能ではないかと考えております。