「地域助け合い基金」助成先報告

 ちな舎

愛知県豊川市
居場所配食・会食

助成額

150,000円2021/05/20

助成⾦の活⽤内容

コロナ禍による収入減の家庭の子どもたちへの食事と学習サポートと孤立世帯の支援が必要と考え『こども食堂&』として始めたい。
食育&地域交流 子どもだけでなく、一人暮らしの高齢者・障害者・若者など地域で暮らす方を対象とし、中学生以上はボランティアスタッフとして参加することで食事提供する(高齢者宅には届ける)。
また、食事を提供するだけでなく、学習サポート・ワークショップ・など、様々な経験&多世代との交流による豊かな暮らしを実現安心安全な食事の提供 無農薬・無化学肥料の野菜 化学調味料不使用コロナ対策として時間制人数制限などを設ける月一回・日曜日に開催夏休み期間などは学習サポート日数を増やす。

活動報告

「大人も子供もみんなでワイワイ食べるとおいしい」という言葉を掲げ、小学生以下・65歳以上は無料で食事の提供・弁当配布、学習サポート、ワークショップ(物作り体験)を月1回開催。
小学生以上・65歳以下の方は、100円以上の募金またはお手伝いいただくことで無料とし、幼児から小学生・中学生、大人も中高年から高齢者、そして障害のある方など、幅広くお越しいただきました。
初回、町内に日程を回覧し、町内会の方にもお声かけいただくなどご協力いただきました。
生活支援コーディネーターと連携し、地域の中学校に通う生徒さんにボランティア参加していただき、独居高齢者宅への弁当宅配なども行いました。
コロナ禍での開催にあたり、時間制限・人数制限の入れ替え制にし、入れ替え時にはアルコール除菌や換気など行いました。
受付を設け、検温と連絡先の確認を行い、安心してご利用いただけるよう配慮しました。
地域のこどもだけでなく、通常ちな舎はカフェ営業していることもあり、カフェのお客さまから「孫が勉強についていけてなくて」「子供があんまり学校に行けてなくて」等の事情があり、「近所ではないけれど、こども食堂を利用しても良いか?」などお話があり、そういったお子さんや親子さんにもご参加いただき、学習サポートを利用して「理解できた」「楽しかった!来週もきたい」などの声をいただきました。
また、引きこもりがちな若者がボランティアスタッフとして、多数参加してくださっています。
就職したいけれど自信がない、誰かの役に立ちたい、などそれぞれの思いで手伝ってくださり、自信につなげています。
認知症の高齢者、若年性認知症の方とそのご家族、目の不自由な方、知的障害のある方、近所の独居高齢者等、こども食堂&を毎回楽しみにしてくださっている方がたくさんみえます。

今後の展開

地域食堂「こども食堂&」、『&』に込めた思いがあります。
貧困、不登校、虐待・・・、そういった環境に置かれた子供はSOSを発信することは難しい。
地域の目が子供を救うことができるかもしれない、そして、子供を支援するだけでは何も解決しません。
親(大人)への支援も必要です。
また、増え続ける若者の自殺、独居老人の孤独死、これもまた地域の目、交流によって防ぐことができるかもしれない。
『地域社会』の重要性を強く感じています。
小さな頃から、様々な年代の方と関わることも大切。認知症のおばあちゃんの隣で近所の小学生がごはんを食べる、自然と会話が生まれ、笑顔の花が咲く。そんな光景を目にした時、その場にいる人たちもみんな優しい気持ちになり笑顔になる。
誰もが『ここに居ていいんだ』と思える居心地の良い温かい場所を目指します。

添付資料