「地域助け合い基金」助成先報告

 みんなの夢ハウス

埼玉県さいたま市浦和区
居場所見守り

助成額

150,000円2021/05/12

助成⾦の活⽤内容

当会は、住み慣れた地域で誰もが自分らしく、豊かに暮らし続けるための仲間づくりのための「場」と「機会」を提供することを目的に設立。まだまだパワーを持ったシニアを地域住民の高齢者支援等の担い手としてとらえ、そのシニアをつなげる仕組みづくりを行うものである。そのために、代表者の自宅の居室を利用し、週3日、コミュニティサロンを開催する。
その目的達成のために、次の非営利活動を実施する。
1 交流や自己実現のための講座の開催。サークルの運営。 
2 地域の高齢者が安心して暮らせるための講座の運営。
3 専門家との協働によるくらしの相談活動。
4 地域交流、世代間交流のためのイベント開催。
5 その他、地域住民等の自己実現のための活動。

活動報告

みんなの夢ハウスでは、今年度、高齢者が地域で暮らし続けるために役立つミニ講座「まちの保健室」事業と、フレイル予防の為の「夢体操倶楽部」の事業を行いました。コロナ感染症の蔓延の中ではありましたが、まちの保健室は年間20回、夢体操は22回実施いたしました。
これらの事業は、医療職者で構成されるNPO団体 Re Mindや当地域の地域包括支援センターの協力等を受け、実施いたしました。コロナ禍でもあり、感染症対策を施し、定員数を抑えながら実施し、延べ約200名の参加をいただきました。天気の良い日も悪い日も、時には台風が近づいてきている時でさえおいでいただきました。「線路を超えた公民館には足腰も弱くなり、行けなくなってしまったから、近くでこういうことをやってくれて助かるわ」「近くだから安心して行かせることができる」といった声をいただいています。
この他にもみんなの夢ハウスでは様々な倶楽部活動や講座なども行なっています。高齢者の方々も、他の活動にも積極的に参加しています。例えば、シニア倶楽部の地域をモノガタルシリーズでは、講師も知らなかった地域の歴史を語り、IT講座では、タブレットで描く絵手紙の作成にも挑戦しました。おしゃれ倶楽部では、バルーンフラワーやアロマスプレーも作成しました。
80代、90代になっても様々なことに興味を持ち続ける姿勢は、少し若いシニア層にとってもお手本となる姿を示してくれています。
また、これらの活動の際にはティータイムを設け、お茶とプチお菓子をお出しし、和やかな雰囲気づくりに役立てています。(コロナ禍で一時飲食は禁止し、お持ち帰りいただきました。)

今後の展開

みんなの夢ハウスでは、新年度、新たな事業を開始します。
活動場所が個人の家での住み開きの為、どうしても定員枠に限りがあります。特にコロナ禍の為、密を避けるためにも、定員数は抑えて来ました。そこでコロナ禍の活動として、新年度は外活動を取り入れることにしました。「グラウンド・ゴルフ倶楽部」の発足です。地域の小学校の協力を得、グラウンドをお借りする事ができました。近隣自治会の方達にもお声がけし、活動参加メンバーを増やしていきたいと考えています。また、地域活動への参加が少ない男性の参加も見込まれます。
また、これまでも行ってきた園芸倶楽部の活動は、さいたま市の花いっぱい運動への登録を済ませました。手続きの際には自治会の協力を得ることができ、スムーズに話が進みました。地域の公園の花壇の管理をさせてもらえることになり、公園での活動は、新たな仲間づくりにもつながるのではないかと期待しています。
もう一つが、「おもちゃ図書館」事業です。みんなの夢ハウスでは、多世代交流を目的としていますが、なかなか取り組めていなかった若い世代との交流。この「おもちゃ図書館」事業に取り組むことで、経験豊富なシニア層と若い世代の交流が生まれればいいなと考えています。

添付資料