「地域助け合い基金」助成先報告
NPO法人 Volunteer&Musicひつじ雲
愛知県知立市 ウェブサイト助成額
100,000円(2021/04/16)助成⾦の活⽤内容
【活動趣旨】高齢者福祉施設に対して、様々なイベント(レクリエーション)事業を行うことで、施設利用者の生活の充実を図ると同時に、人員不足が慢性化している介護施設職員の業務負担の軽減に貢献します。
また、地域住民に向けた音楽イベントの開催や参画を行うことで地域福祉サービスの向上に寄与することを目的としています。
【現状課題】当団体は2018年に2名で発足、活動規模の拡大に伴い2021年に法人化し、現在16名の会員で運営しております。昨年度はコロナ禍で活動頻度自体の大きな飛躍は叶いませんでしたが、そのような中では当然ながら利用者様とのソーシャルディスタンスの確保や飛沫拡散防止を意識したレクリエーションになります。具体的に申し上げますと、音響機材(当初から聴覚の衰えのある方には課題でした)、映像機器などを利用したイベントの中身の見直しが必要になっています。それに対応すべく新規機材を導入するにあたって自己資金の不足分に対するご助成をお願い致したく、今般、応募させて頂きました。
活動報告
当法人は、「高齢者福祉施設レクリエーションボランティア」と「町おこし音楽イベントボランティア」を活動の二本柱としています。
特に高齢者施設ボランティアにおいては、音楽演奏の他、リズム体操・着物着付け体験・ショートムービー鑑賞・お抹茶会・アロマ体験 等、ワンストップで楽しんで頂けるよう、幅広い内容のレクリエーションを受託しています。
従来の活動の中では、“聴力の弱い施設利用者様への対応”や“設備を有しない小規模デイサービスでのレクの視覚的満足度”に問題を抱えていましたが、今回ご助成を頂けたことにより、それらの問題を解消できるようになりました。
特に今般のコロナ禍においては、施設利用者様との充分なソーシャルディスタンスを確保しなければならないことから、従来のような握手などのスキンシップは排除し、「遠い距離からのボランティア」が必須になっていることから、満遍なく音が行き届き、さらに後列の利用者様にもはっきり見やすい映像スクリーンを使ったレクリエーションが可能となり、大変助かっております。
コロナ禍が過ぎ去れば、高齢者施設に入所・通所の方々のみでなく、在宅の高齢者の方を含めた一般市民を対象にした、町おこしイベントを各地区公民館をお借りし、進めてまいります。
その際も今回のご助成は大変有効になります。
最後に、今回の申請をきっかけに生活支援コーディネータ様との関係性も築くことができ、大変感謝しております。
ありがとうございました。
今後の展開
現在行なっている「高齢者福祉施設レクリエーションボランティア」や「町づくり音楽ボランティアの参画」に加え、他のボランティア団体と連携した「まちづくりイベント」の企画を検討中です。
令和3年度につきましては、新型コロナ感染症の影響で年間計画は立てたものの、高齢者施設様においては、依然ご家族とも面会が不自由な状況下にあります。(5月度は5件受託していましたが、うち4件が延期になってしまったのが実情です)
しかしながら、高齢者ワクチン予防接種もいよいよ進み始めており、各施設様と協議しながらコロナ以前の活動に着実に戻して行こうと考えております。