「地域助け合い基金」助成先報告

社会福祉法人 京都市紫野地域包括支援センター

京都府京都市北区
居場所

助成額

150,000円2021/04/06

助成⾦の活⽤内容

コロナ禍で居場所の中止に伴い高齢者の外出機会が減少し、転倒や物忘れが増加している。また鬱傾向となられている方も多い。ソーシャルディスタンスや感染症予防を行いながらの実施が困難な地域活動もあり、高齢者の心安らげる居場所の確保が必要。大徳寺雲林院ご住職の「地域住民の憩いの場・居場所となってほしい」という思いとも合致しており、ご協力頂き大徳寺雲林院研修場洗心庵を地域住民・高齢者の居場所としていきたい。
具体的な内容:地域の高齢者の通いの場であり、誰でも寄れる場所にする。地域の医療・福祉関係者との連携・協働により、地域住民が気軽に通える居場所を作る。
名称:大人の寺子屋
・生活圏域(主に高齢すこやかステーション登録)の医師、医療・福祉関係者から地域住民に向けてのお話しと座談会の二部式。毎月第三火曜日13:30~15:30開催。
 (案)①医師、医療・福祉事業所より一般高齢者に向けてのお話
    ②座談会
    ③5分間マインドフルネス「カエルのエクササイズ」をして終了

活動報告

地域に居住する一般高齢者にチラシや声かけにて参加の呼び掛けを行った。
また圏域訪問介護事業所へZOOMにて発信し、訪問介護員へ情報提供している。
近くに住む一般高齢者の参加が多く、大徳寺という地域に根差したお寺での参加に、今までと違った精神的な癒し効果も生まれた。圏域医師等が地域住民に直接会話を行う事で、地域の医療とも顔の見える関係の構築となった。

①医師、医療・福祉事業所より一般高齢者に向けてのお話
②座談会(コロナ感染症拡大のため中止) 
③5分間マインドフルネス「カエルのエクササイズ」をして終了
・第1回4月20日 京都市北区・上京区在宅医療・介護連携支援センター 鷲巣典代
 「コロナ感染症について~不安な時代を生き抜くために」
スタッフ:連携支援センター3名 包括3名 北区社協2名 参加者:会場20名、ZOOM6名
・5月6月はコロナ対策による緊急事態宣言のため中止
・第2回7月20日 竹之内耳鼻咽喉科 竹之内剛Dr 「高齢者によくある耳鼻科の病気 聴こえにについて」 スタッフ:包括2名 北区社協1名 民生委員1名 参加者:会場14名 ZOOM2名
・第3回8月17日 ヤクルト広報課 香林美紅 「いつまでも健康で美しく過ごす秘訣とは 笑顔体操で楽しく健康づくり スタッフ:包括4名 参加者:会場2名
・9月はコロナ対策による緊急事態宣言のため中止
・第4回10月19日 細田眼科クリニック 細田泰子Dr 「高齢者によくある目の病気について」 スタッフ:包括3名 北区社協1名 民生委員1名 参加者:会場15名 ZOOM3名
・第5回11月16日 紫野調剤薬局 市橋元範Dr 「薬のよもやま話」 スタッフ:包括3名 北区社協1名 民生委員1名 参加者:会場10名 ZOOM1名
・第6回12月21日 大徳寺雲林院 藤田寛谿住職 「ありがとうと共に生きる」 スタッフ:包括3名 北区社協1名 参加者:会場11名 ZOOM1名
・第7回1月18日 臼井医院 臼井健雄Dr 「大人のワクチンについて」 スタッフ:包括:2名 民生委員1名 参加者:会場13名 ZOOM4名
・第8回2月15日 大河歯科医院 大河Dr 「60歳からの歯医者さんとの関わり方」スタッフ:包括2名、民生委員1名 北区社協1名 参加者:会場2名 ZOOM2名
・第9回3月15日 原整形外科 原Dr 「ロコモティブシンドローム」スタッフ:包括3名、民生委員1名、北区社協1名 参加者:会場21名 ZOOM1名
・第10回4月19日 演奏会「春風と音」ピアノ樽井様、フルート宗吉様 予定

今後の展開

コロナ禍で生活スタイルが変わり、多くの居場所が中断しています。地域住民が気軽に通える場がたくさん地域にできることが必要だと考えています。地域住民の集える場になりたいという大徳寺雲林院ご住職の意向と合致し、今年度より雲林院研修所をかり、月1度「大人の寺子屋」を企画開催しました。まだ手探りの実施ですが、地域住民の方、関係機関の協力を得ながら継続し、地域の方のための集える場として定着することを願っています。

添付資料