「地域助け合い基金」助成先報告
九条山くらしづくり委員会
京都府京都市山科区助成額
150,000円(2021/03/31)助成⾦の活⽤内容
コロナ禍で孤立している町内会の人々を支えあい、つながりあえる取組を行います。
心と身体のマッサージイベントの開催
身体とこころのマッサージや体操を専門とする講師の方をまねき、高齢者や身体障碍者でも可能なこころとからだのマッサージ方法を学びます。また、その後、ゆっくりとお茶をのみがならくつろげる場所を提供します。コロナ禍で密にならない工夫をして、直接会場に来れない人には、webにて参加してもらえる方法も試みます。
対象は町内の高齢者、勤労者、主婦、子供、などあらゆる人々です。月2回を予定しています。月1回は夜、1回は、午前中として、来れる方の幅をひろげて活動する予定です。
活動報告
京都市内でありながら過疎化が進行している通称九条山地域にて、住民間でのつながりをつくるため、若者から高齢者まで参加可能な体操教室を毎月2回開催しました。
毎月第2水曜日の夜と、毎月第4土曜日の朝、夜と朝、それぞれ参加しやすいほうに参加していただくという形をとりました。コロナ下でもありひろく告知をすることは控えました。
また、近所の京都大学熊野寮に住んでいる京都大学生にも声をかけ、参加していただき、多種多様な参加者をつなぐコーディネーターとしての役割を担っていただきました。
これまでたまに挨拶くらいしか交わしたことのない住人の方々とも、体操を通じて、会話もはずみ、また九条山一帯の自然環境を体操を通じて一緒に楽しむこともでき、ますますこの地を大切にしていこうという気持ちが芽生えました。特に土曜日の朝は、体操後にお昼ご飯会を開催、みんなでお昼ご飯を作って食べたりしました。普段一人くらしの若者や高齢者は、食事が偏ったり、こうしてワイワイごはんを食べることも少ないのですが、月に一度でもこうした機会がもてることをとても楽しんでいました。今後も住民間で継続してこうした心身ともに健康になり、地域を大切にできるような集まりを続けていきたいと考えています。
今後の展開
地域を大切にするためには、そこに住んでいる人が、健康で幸福な暮らしができている必要があると思います。
特に自然環境が豊かな九条山一帯では、周囲の森林整備がひいては地域を守ることにもつながります。日々の小さな手入れから、大きな山の手入れまで、九条山の環境を守るためには数年、数十年をかけて地道に取り組んでいく必要があると考えています。そのための土台作りとして、この数年はまずは地域に住む住民たちの相互扶助関係ができていくような活動をしつつ、今後の展望について一緒に考えていきたいと思っています。