「地域助け合い基金」助成先報告
西宮マリナパークシティ協議会
兵庫県西宮市助成額
150,000円(2022/01/17)助成⾦の活⽤内容
西宮マリナパークシティ協議会のふるさとづくり活動として2022年4月3日に「第6回西宮浜さくら祭」を開催する。対象は地域住民であり、地域の全戸にチラシ配布と掲示により予告。また子どものダンスサークルや中高年のフラダンスなどの公民館活動グループなどのステージ発表を行う。
目的は、西宮浜の住民相互の親睦を図りお互いに顔が見える関係づくりを行うとともに、住民が西宮浜の桜をはじめとする住環境の良さを知り、住みよい西宮浜の魅力を発信することによって、地域振興につなげる。
一昨年の第4回、昨年の第5回と2年連続で中止になっているため、今年は何とか開催したいとの思いを強く持っているが、コロナ禍での開催になるので、感染防止策を徹底するとともに、コロナ禍にあって薄れつつある住民同士のつながりの再構築のきっかけとなれるようなイベントを目指す。
活動報告
助成金をいただいたおかげで、無事に、盛大に、第6回西宮浜さくら祭が開催できました。
当日は、何度か少雨に見舞われましたが、プログラム進行や出展イベントに影響することなく、また桜も満開となり、たくさんの住民たちで一日中賑わいました。老若男女1000人ほどの住民がさくら祭を楽しんだ一日となりました。
地元義務教育学校(中学生)のジャズバンド部の出演の際には、OBの高校生や大学生も集結し、さながら同窓会があちらこちらで開催されているようであり、地域から離れていく若者たちが地域に帰ってくる機会があることの重要性を感じました。
また、コロナ禍で2年間、まったく人前で発表する機会のなかった公民館サークルの太極拳やフラダンスの発表では、いきいきと演技する高齢の住民とそれを応援にかけつける同世代の住民との心温まるやりとりも垣間見え、発表の場の大切さを痛感しました。
3年ぶりに開催するイベントであり、地域住民の協働も本当に久しぶりで、役員同士の絆も久しぶりに深めることができたという効果もありました。義務教育学校の児童生徒会役員もボランティアとして手伝ってもらい、世代間交流と未来のリーダー育成につながる種も蒔けたと思っています。
たかが1イベントではありますが、6年前に地域全体のイベントが一つもない中で誕生した西宮浜さくら祭は、今後の地域に大きな役割を果たすものと思い、これからも育てていきたいと考えています。
今後の展開
西宮浜は、大阪湾の埋め立て地に23年前に街びらきがされた住宅地ですが、入居が同時期だったニュータウン特有の事情で、現在、高齢化と少子化が急速に進行しています。
この地域課題に対して、住民同士の顔が見える関係を一層築いていき、住みよい地域を作っていきつつ、地域の魅力を発信していくことで、住宅地として引き続き選択されるような取り組みが今後も必要だと考えています。
活動の中での課題として、次世代の活動者をいかに発掘し育てていくかは、持続可能な地域づくりという観点において大変重要ですので、さくら祭をきっかけに地域にかかわる住民を一人でも増やしていけたらと考えています。