「地域助け合い基金」助成先報告

 cotonowa

沖縄県北中城村 ウェブサイト
居場所

助成額

150,000円2021/04/12

助成⾦の活⽤内容

長期にわたるコロナ禍で、多くの産婦人科や助産院などの出産現場で、様々な制限が強いられてきました。
両親学級の中止や、立会い出産の禁止、家族の面会の制限など、ただでさえ心身ともに不安も大きい妊婦さんには、とてもつらい状況と言えます。また、緊急事態宣言の発令や、長期にわたる外出自粛の状況により、妊娠中や産後の不安を気軽に話すことができない、妊娠中の気分転換にも出かけられない、家に閉じこもって一人で不安を抱えて過ごさなくてはならない妊婦さん、経産婦さんがとても増えたと思われます。そんな中、少しでも「地域の助産師さんと繋がってもらう」ことを目的に、地域で「MY 助産師制度」構築に尽力する助産師さんたちに協力を仰ぎ、感染対策をしっかりと講じた上で、自身の営むカフェで「助産師さんと行う手仕事WS」を開催しており、今後も継続していきたいと考えています。
具体的には、染物や、縫い物、編み物、絵本選びや、おもちゃ選び、お菓子作りや地域の散策など、その道の専門家の講師の方を招き、助産師さんと妊婦さん、経産婦さんが同じ空間に集い、手仕事をしながら妊娠中や産後、育児の不安などをおしゃべりしたり、そこで繋がることにより、困った時に気軽に相談できる関係を構築することで、少しでも妊産婦さんの孤独や不安を軽減することを目指しています。また、その結果、孤育てする親御さんを一人でも減らし、子供達の健やかな成長を地域で見守る空気作りの実現を図ることができるよう活動を続けています。

活動報告

長引くコロナ禍で孤立しがちな妊婦さん、経産婦さんを対象に、「地域の助産師さんと身近につながる」ことを目的に月一回、助産師さんとお母さん達(妊婦さん)が、同じ空間で手仕事を楽しみながら、気軽なおしゃべりをきっかけに、様々な相談をできる会を開催しました。
緊急事態宣言が出されている月も多く、多人数での会はなかなか行う事が出来なかったのですが、毎回2名程の助産師さんと3~10名程のお母さん、妊婦さんが集い、ヨガや染物、編み物やみそ作り、料理教室等を楽しみ、参加者の方からも「楽しかった。また、困った時にいつでも相談できる助産師さんがいてくれて心強い」というお声をいただきました。

今後の展開

今回の活動を通して、より地域における「居場所づくり」の大切さを実感しました。助産師さんとの手仕事会の中では「今後は、お母さんだけではなく、お父さん同志もつながり、情報交換などが出来る場が欲しい」という声も上がり、今後はお父さんの会も行っていくことになりました。
また、生活支援コーディネーターの方とつながらせて頂いたことで、今、私達の住む北中城村で、必要とされているフードバンク及び子ども食堂への取り組み、また、ご長寿の村ならではの認知症カフェの開催も認識する事が出来、今後計画していくことになりました。

添付資料